Counterpoint Researchの調査により、2026年第1四半期(1月〜3月)の世界のエッジAI対応スマートウォッチ市場におけるメーカー別シェアが明らかになりました。Apple Watchが出荷台数の約90%を占め、圧倒的なシェアを獲得しています。
エッジAIとは?
エッジAI(Edge AI)とは、AIによる推論処理をクラウドだけに依存せず、デバイス上で実行する仕組みを指します。
Counterpoint Researchは今回、専用のニューラルエンジンまたはNPUを搭載し、機械学習の推論処理を一部またはすべてデバイス上で実行するスマートウォッチを「エッジAI対応スマートウォッチ」と定義しています。
エッジAI対応スマートウォッチ市場において、約90%という圧倒的なシェアを占めたのがApple Watchです。Appleは2023年に登場したS9チップに4コアのニューラルエンジンを搭載し、デバイス上で機械学習処理を実行するためのハードウェア基盤を強化してきました。
オンデバイス処理でプライバシーを確保しやすい
エッジAIを活用することで、転倒や不整脈、心房細動、睡眠時無呼吸などの検出をはじめ、健康データの分析やパーソナライズされた提案などをデバイス上で処理できます。
クラウドへの依存を減らすことで、より素早く結果を得られるだけでなく、健康に関するデータを外部に送信する機会を減らし、プライバシーを確保しやすくなる点もメリットです。
一般に、AI処理をクラウド上で行う場合はプライバシーへの懸念が生じやすいものの、Appleはクラウド上で高度なAI処理を行う際にも、ユーザーのプライバシーを保護する仕組みを採用していると説明しています。
Source: Counterpoint Research
Photo: Apple
