Appleが現地時間2025年8月14日、iOS18.6.1とwatchOS11.6.1をリリースし、米国の一部のApple Watch Series 9、Apple Watch Series 10、Apple Watch Ultra 2のユーザーにおいて無効化されていた血中酸素濃度測定機能を利用可能にすると発表しました。
iOS18.6.1とwatchOS11.6.1を本日中にリリース
iOS18.6.1とwatchOS11.6.1は本日遅くにリリースされるとのことですので、早ければ12時間以内、遅くても24時間以内にはリリースされるのでしょう。
なお、本件に関する発表は米国のNewsroomでのみ行われており、日本のユーザー向けにiOS18.6.1とwatchOS11.6.1がリリースされるかは、現段階で不明です。
米国以外で購入したApple Watchへの影響なし
Appleは発表において、「米国以外で購入したApple Watchへの影響はありません」と記していますので、iOS18.6.1とwatchOS11.6.1が米国において対象となるApple Watch向けに血中酸素濃度測定機能を有効化するだけのアップデートであれば、日本のユーザー向けにはリリースされないかもしれません。
測定結果はiPhoneのヘルスケアアプリに表示と指摘
AppleとMasimoとの間で、Apple Watch Ultra 2とApple Watch Series 9の血中酸素ウェルネスが、Masimoが保有する血中酸素飽和度測定用センサーに関する特許を侵害しているとし、対象モデルが販売停止とされていた紛争は今回、「Apple Watchの血中酸素濃度測定センサーで得られたデータは、ペアリングされたiPhoneで解析され、結果はヘルスケアアプリの呼吸セクションに表示される」との解釈で回避されたと、Bloombergのマーク・ガーマン記者が説明しています。
ただし、両社の紛争が終結したわけではないようです。
Source:Apple
Photo:Apple