IT之家が、iPhone18に搭載される見込みのA20とA20 Proの仕様を比較した表を掲載しています。
IT之家が掲載した情報通りであれば、A20とA20 Proの違いはこれまでの同世代Aチップよりも大きく、搭載するデバイスに合わせた仕様とされる見込みです。
A20とA20 Proの比較表
A20 ProはすでにiPhone18 Proシリーズで採用されているため、仕様が明らかになっている項目もあります。一方、未発表のA20については推定を含む内容です。
| 項目 | A20 Pro | A20 |
|---|---|---|
| 製造プロセス | TSMC N2(2nm) GAAナノシート | TSMC N2(2nm) GAAナノシート |
| ダイ面積 | 約98.80mm² | 約70〜80mm²(推定) |
| パッケージング | WMCM(Wafer-level Multi-Chip Module) | PoP(Package-on-Package)の可能性 |
| CPUアーキテクチャ | 6コア 2つの高性能コアと4つの高効率コア | 6コア 2つの高性能コアと4つの高効率コア 動作周波数やキャッシュ容量が抑えられる可能性 |
| CPUキャッシュ(L2) | 高性能コア:約16MB 高効率コア:約8MB | 高性能コア:約8MB 高効率コア:約4MB(推定) |
| システムレベルキャッシュ(SLC) | 約36〜48MBと推定 | 約12〜16MBと推定 A19は12MB |
| GPUコア数 | 7コア | 5コアの可能性 |
| GPU性能 | A19 Proと比べて最大40%向上 | A20 Proより動作周波数が低くなる可能性 |
| Neural Engine | 32コア デュアル16コア構成 | 32コア構成の可能性 専用キャッシュ容量などで差別化される可能性 |
| メモリ帯域幅 | 96ビットLPDDR5X A19 Proから50%向上 | 96ビットLPDDR5Xを採用する可能性 実効帯域幅などで差別化か |
| 放熱設計 | DRAMをSoCの横に配置する新パッケージを採用 ベイパーチャンバーと組み合わせて放熱性能を向上 | PoPを採用する場合、DRAMをSoC上に積層する従来型構造になる可能性 |
| 搭載モデル | iPhone18 Pro/Pro Max/iPhone Duoなど | iPhone18/iPhone18eなど |
| 位置付け | GPUやNeural Engine、キャッシュを強化した上位モデル | 通常用途を重視した標準モデル |
A20とA20 Proの目立った違い
掲載された比較表を見ると、A20とA20 Proの主な違いとして、パッケージング、GPUコア数、キャッシュ構成などが挙げられています。
パッケージの違いで放熱性能に差
A20 Proでは、従来のPoPからWMCMへ移行しており、SoCとDRAMを上下ではなく横に配置しています。
これによりDRAMがSoCの放熱経路から外れ、A20 Proをベイパーチャンバーへ直接接続できる構造となったことで、放熱性能と高負荷時の持続性能が向上しています。
これに対し、A20は従来と同様に、SoCの上にDRAMを積層するPoPを採用する可能性があるとされています。
その場合、A20 Proと比べて高負荷が長時間続いた際の放熱性能や持続性能で差が生じることも考えられます。
GPUコア数は5コアを維持見込み
A20 Proは、A19 ProからGPUコアを1つ増やして7コアとし、Appleによればグラフィックス性能が最大40%向上しています。
一方、A20はA19と同じ5コアGPUを維持し、動作周波数などをA20 Proより抑える可能性があるとされています。
キャッシュでも差別化
CPUキャッシュやシステムレベルキャッシュ(SLC)についても、A20 ProとA20で差別化される可能性があります。
A20 Proでは高性能コアのL2キャッシュが約16MB、高効率コアが約8MBと推定されている一方、A20ではそれぞれ約8MBと約4MBになるとの予想があります。
IT之家が指摘するように、こうしたキャッシュ構成やGPUコア数、パッケージングの違いが事実であれば、A20 ProとA20の性能差はこれまで以上に明確になる可能性があります。
Source: 白饭炒白米饭/Weibo via IT之家
Photo: Apple Hub/Facebook
