ランサムウェアグループ「World Leaks」がApple製造委託先のタタ・エレクトロニクス社から盗み出した大量のファイルに、未発表のiPhone18 Pro/Pro Maxのサプライヤーリストや部品情報、落下試験の写真が含まれていたと、ロイター通信が報じました。
機密データがダークウェブ上に出回る事態となっているようです。
流出したのは部品リストや落下試験の写真
ロイターが現地時間6月29日に伝えた内容によると、World Leaksが盗み出した20万件を超えるファイルの一部に、Appleのプロジェクトに関わる資料が含まれていました。その中には、iPhone18 Proの構成部品とサプライヤーを示す文書があったとされています。
部品とサプライヤーを結びつける6ファイル
ロイターがレビューした文書のうち、少なくとも6つのファイルがiPhone18 Proの多くの部品を供給元の企業に結びつけていました。対象にはメイン基板上のチップや、バッテリー、カメラなどの部品が含まれます。
これらの資料からは、Appleが特定の部品を複数の企業から調達しているのか、ごく少数の企業に頼っているのかも読み取れるといいます。サプライヤー構成は本来Appleが外部に公開していない情報です。そのため、Appleは交渉上の立場や弱点が知られかねないとロイターは指摘しました。
スラブ型のグレー端末を撮った落下試験画像
流出ファイルには、タタの工場で行われた落下試験の写真も含まれていました。撮影時期は2026年初頭とされ、写っているのはスラブ型のグレーの端末です。
背面にはリアカメラが3つ並び、Appleのロゴも見て取れました。ただしロイター自身は端末のモデル番号を特定できておらず、iPhone18 Proだとする説明は情報源によるものです。
複数のファイルには、Appleの「confidential(社外秘)」を示すウォーターマークや、iPhone18 Pro世代の内部コードネームも付いていたと報じられています。
流出元はインドのタタ・エレクトロニクス社
タタ・エレクトロニクス社は、Appleと契約してiPhoneを生産するインドの電子機器メーカーです。部品の供給とiPhoneの組み立てを手がけており、中国に集中してきた生産体制を分散するうえで欠かせない存在になっています。
一連のファイルは、World Leaksを名乗るグループが盗み出し、ダークウェブ上に公開したものです。iPhone18 Pro関連の文書が流出に含まれていることは、海外メディアのAppleInsiderが先週いち早く伝えていました。
Appleの交渉力に影響との指摘も
ロイターによれば、Appleはこの情報を機微なものと受け止め、未発表モデルの資料がダークウェブで共有されている状況を懸念しています。サプライヤーと部品の対応関係は、Appleが公開データベースに載せていない情報だからです。
Appleとタタは、現在もロイターの取材に応じていません。一方でAppleは問題の調査を進めており、タタと長期的な対策に取り組んでいるともいわれています。タタ側も社内の機密システムへのアクセスを制限し、外部の専門家を起用して鑑識調査に乗り出しました。
iPhone18 Proをめぐっては、これまでも価格やデザインに関する数多くの噂が伝えられてきました。今回の流出は、断片的だった情報を一段と具体的なものへと変える可能性があります。
iPhone18 Proは9月発表の見込み
iPhone18 Proシリーズは、2026年9月のイベントで発表されると予想されています。同じイベントでは、Apple初の折りたたみスマートフォン「iPhone Ultra」も披露される見通しです。
ただし折りたたみモデルの発売は、iPhone18 Proとは別のタイミングになるとも報じられています。発表まで2カ月あまりとなる中で、未発表モデルの中身が思わぬ形で表に出る事態となりました。
Source: Macworld
