Appleが、iPhone18 Proシリーズおよび折りたたみiPhone(仮称:iPhone Fold)に搭載するDRAMを大量購入したことで、品不足がさらに深刻化し、競合他社はスマートフォンの販売価格引き上げを余儀なくされていると報じられました。
AppleはDRAMの調達価格よりも必要数量の確保を優先か
海外メディアによれば、Appleが今秋発売するiPhone18 ProシリーズとiPhone Fold向けにDRAMを大量に確保したことで、Androidスマートフォンを展開する競合各社は、販売価格の引き上げが避けられない状況にあるとされています。
品不足の加速で競合他社の調達負担が増す可能性
現在はDRAM価格の上昇と供給不足が同時に進んでいるとされており、その中でAppleが大量調達を進めたことで、供給逼迫がさらに強まった可能性があります。
その結果、競合他社は必要なDRAMを確保するため、これまで以上に高い調達価格を提示せざるを得ない状況に置かれているとみられます。
iPhoneとAndroidスマートフォンの価格差は縮小するのか
Appleは、DRAM価格が高騰している局面でも、そのコスト増を販売価格にそのまま転嫁せず、自社で吸収することでAndroidスマートフォンとの価格差を縮め、市場シェア拡大につなげようとしているとの見方がありました。
今回の報道はその動きを裏付ける内容にも見える
今回の報道が事実であれば、そうした戦略がより具体的な形で表れ始めたと見ることもできそうです。
AppleはDRAMの仕入れ価格そのものよりも、まず必要数量の確保を優先しているとされます。そして、部材コストの上昇分については、自社設計ワイヤレスチップ「Nシリーズ」や、自社設計セルラーモデム「Cシリーズ」による収益改善効果などで吸収する可能性があるとみられています。
また、アナリストのミンチー・クオ氏は、仮にハードウェア部門の利益率が一時的に低下したとしても、その分はサービス部門の成長によって補えると述べていました。
中国ではAndroidスマートフォンの値上げ動きが強まる
すでに海外では、Androidスマートフォンの値上げに向けた動きが出始めているとされます。
中国ではXiaomiが先行し、他社も追随か
特に中国では、Xiaomiが値上げを予告しており、これにOPPO、vivo、Honorも追随する可能性があるとみられています。
もしこの流れが広がれば、Appleが価格を維持した場合に相対的な価格競争力が高まり、競争環境にも変化が生じる可能性があります。
中国向けiPhoneではYMTCのメモリ採用も報じられる
Appleは今秋発売する新型iPhoneについて、中国向けモデルでは新たに中国Yangtze Memory Technologies(YMTC)のDRAMを採用し、必要数量を確保するとの報道も出ています。
部材調達の多角化が価格戦略を支える可能性
調達先を増やすことができれば、Appleにとっては必要な部材を安定的に確保しやすくなるだけでなく、価格交渉力の維持にもつながる可能性があります。
今回のDRAM大量購入の話も含め、Appleが今後のiPhone販売に向けて、価格そのものよりまず供給の安定を優先している可能性がうかがえます。
Photo:Apple Hub/Facebook
