サプライチェーン関連情報として、iPhone向けソニー製イメージセンサーの歩留まり率(良品率)が低下しており、この分野への参入を狙うSamsung製イメージセンサーが採用される可能性が高まっていると海外で報じられています。
これまでiPhone向けイメージセンサーは、ソニーが圧倒的な実績を持ってきました。もし供給体制に変化が生じれば、iPhoneのカメラ部品調達における大きな転換点になる可能性があります。
ソニー製イメージセンサーの歩留まり率が悪化か
報道によれば、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングの長崎テクノロジーセンターで製造されているiPhone向けイメージセンサーにおいて、歩留まり率が大きく低下しているとのことです。
現時点の報道では、どのiPhone向けソニー製イメージセンサーで歩留まり率が低下しているのかまでは明らかにされていません。
Samsung製センサーはiPhone18向けで採用か
ただし、以前からSamsung製イメージセンサーは、最初にiPhone18の広角か超広角カメラ用として採用される可能性があると伝えられていました。
2026年9月発売見込みのiPhone18 Proシリーズや折りたたみiPhoneについては、新製品導入(NPI:New Product Introduction)工程がすでに完了しているとみられています。そのため、今後SamsungがiPhone向けセンサー供給に本格参入するとすれば、2027年3月発売見込みのiPhone18が最初の対象になる可能性が高そうです。
Samsungは米国生産体制を整備中との見方も
Samsungは、iPhone向けイメージセンサーの受注を目指しており、そのために米国内に生産体制を整備したとみられています。
Appleは近年、部材調達においても供給地域の分散やリスク分散を重視しています。そうした方針を踏まえると、Samsungが単に技術面だけでなく、生産拠点の面でもAppleの要求に応えようとしている可能性があります。
将来的には2億画素センサーでも競合か
ソニーとSamsungは、Appleが将来的にiPhoneへ搭載すると噂される2億画素イメージセンサーの受注を巡っても競合しているとされています。
スマートフォン向け2億画素センサーの採用実績ではSamsungが先行しています。一方で、iPhone向けイメージセンサーの供給実績と信頼性では、依然としてソニーが大きくリードしています。
そのため、短期的にはSamsungが一部モデル向けに参入し、長期的には高画素センサー分野でも両社の競争が激しくなる、という流れも考えられます。
Photo:Apple Hub/Facebook
