iPhone Airの販売不振により、iPhone Air 2の2026年秋の発表が延期されるとの噂が出る中、iPhone Air 2はもともと2027年春に発売する計画だったとも言われています。また、2眼カメラの採用は「物理的に困難」との予想を、Bloombergのマーク・ガーマン記者が報じています。
同記者はさらに、2026年秋にiPhone18 Proなどが発表された以降、Appleは年間5〜6種類の新型iPhoneを発表する体制に移行すると述べています。
2026年秋以降の新型iPhone発表サイクル(予想)
ガーマン記者の予想をもとにすると、発表スケジュールは次のようになります。
| 発売時期 | 発売されるモデル |
| 2026年下半期(7月〜12月) | iPhone18 Pro iPhone18 Pro Max 折りたたみiPhone |
| 2027年上半期(1月〜6月) | iPhone18 iPhone18e iPhone Air 2 |
| 2027年下半期(7月〜12月) | iPhone19 Pro iPhone19 Pro Max 折りたたみiPhone後継モデル? |
2027年下半期(7月〜12月)に発表される新型iPhoneのモデル名はiPhone19 Proシリーズではなく、iPhone発売20周年を記念しiPhone XX(iPhone20)になるとの噂があります。
iPhone Airと折りたたみiPhoneはモデルチェンジ時期が不定?
アナリストのミンチー・クオ氏は、iPhone Airの後継は毎年下半期にProシリーズと同時発表されると予想していました。
しかしガーマン記者によれば、iPhone Airをナンバリングモデルにしなかったのは、モデルチェンジ時期を柔軟にするためとのことですので、折りたたみiPhoneも同様に毎年更新されるとは限らない可能性があります。
iPhone Air 2に2眼カメラを搭載するには「Touch ID」採用が必須?
ガーマン記者は、iPhone Air 2への2眼カメラの搭載は物理的に厳しいと指摘しています。
この指摘について考えられる理由は以下の通りです。
- 横並びの2眼カメラ → Face IDのTrueDepthカメラと内部で干渉
- 縦並びの2眼カメラ → ロジックボードやバッテリーと干渉し、バッテリー容量が減る
そのため、2眼カメラを搭載する場合は折りたたみiPhoneと同じ構成を採用することになると述べています。
これは、Face IDを省略することで、2眼カメラを内部で干渉なく配置できるようになるからです。
またリアカメラを横並びで搭載した場合、内部構造の都合上、フロントカメラはディスプレイ左上に配置される可能性が高まります。
下記分解画像の通り、iPhone Airのリア広角カメラモジュールの右側にはフロントカメラを含むFace ID機構が搭載されています。
2026年にMac Proがモデルチェンジされることはない?
ガーマン記者はMac Proのモデルチェンジ予定についても言及しており、M4 Ultra搭載Mac Proの開発は中止され、現在はM5 Ultra搭載Mac Proの開発が行われていると説明しています。
ただし、M5 Ultra搭載Mac Proが発売されるとしても2027年以降になるようですので、M3 Ultraを搭載するMac Studioの性能が高いという状態が長く続く見通しです。
場合によっては、Mac Proの販売終了も有り得そうです。
Source:Power On/Bloomberg
Photo:Apple Hub/Facebook, iFixit
