iPhone Airの「C1X」が故障した事例報告〜Qualcommより信頼性低い?

iPhone Air teardown_10

iPhone Airを利用している海外ユーザーが、「朝起きたら携帯通信に接続できなくなっていた」と報告しました。
原因として、搭載されている自社製セルラーモデム「C1X」の故障が疑われています。

現時点では単発の事例に過ぎませんが、Appleが進めている自社開発セルラーモデムの搭載拡大に向けて、信頼性に関わる問題として注目されています。

物理的衝撃なしで通信障害が発生

この事例をRedditに投稿したitstheskylion氏は、次のように説明しています。

  • iPhone Airはケースに入れて使用
  • 落下などの物理的衝撃は与えていない
  • 朝起きた時点で通信不能になっていた

つまり、外的要因が確認できない状態でモバイル通信のみが機能しなくなったという報告です。

同氏は通信障害が発生しているのを確認後、再起動やリセットなどを行っていること、デュアルSIMで利用しているがどちらの回線でも障害が発生していることから、セルラーモデム「C1X」の故障であることが示唆されました。

Appleサポートの診断が必要な状態

投稿された画面には、「モバイルサービスに問題が見つかったためAppleサポートで診断を受ける必要がある」と表示されています。

この表示は、設定不具合やSIMの問題ではなく、ハードウェア側の異常が検出された場合に出る可能性が高い場合に確認されるものです。

自社開発セルラーモデム「C1X」の物理故障の可能性

こうしたことから現時点では、iPhone Airに搭載されたApple製セルラーモデム「C1X」の物理的故障が原因である可能性が指摘されています。

セルラーモデムはスマートフォンの中でも比較的信頼性が高い部品であり、通常の使用環境で故障する例は多くありません。

そのため、もしも自社開発セルラーモデム自体の障害であれば、Appleにとって重要な検証対象となると考えられます。

Qualcomm製モデムとの信頼性比較の声も

一部では、Qualcomm製Snapdragonセルラーモデムを搭載したiPhone17では同様の報告が確認されていないことから、

  • C1Xの故障率が高いのではないか

と指摘する意見も出ています。

ただし、現時点では報告が1件に近いレベルであり、設計問題・製造不良・個体差のいずれかも含め、信頼性の優劣を判断できる段階ではありません。

むしろ新規設計の初期ロットでは、一定数の不具合報告が発生すること自体は珍しくないという見方もできます。

Appleが原因調査を行う可能性

原因はまだ特定されておらず、今後Appleが自社モデム「C1X」および派生モデル「C1」の故障事例を調査する可能性があります。

製造工程、設計、あるいは周辺回路との相性など、複合要因である可能性も考えられるでしょう。

今後は「C2」への移行が本格化

Appleは今秋発表と噂されるiPhone18 Proシリーズおよび折りたたみiPhoneに、新型セルラーモデム「C2」を搭載するとみられています。

C2では以下の対応が見込まれています。

  • 5Gミリ波通信
  • 衛星通信(NR-NTN

さらに2027年春のiPhone18およびiPhone18eにも採用されると予想されており、自社開発セルラーモデムの搭載台数は急速に増える見込みです。

もし今回の事例が設計や製造工程に起因するものであれば、量産拡大前に対策が施される可能性は高く、Appleにとってはむしろ重要な検証フェーズに入った兆候となります。

Photo:iFixit

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