iPhone17を最も効率よく充電できるApple純正充電器(電源アダプタ)、サードパーティ製充電器、サードパーティ製モバイルバッテリー、ポータブル電源を確認するための比較テストをChargerLABが実施し、その結果をYouTubeで公開しました。
ChargerLabは、iPhone17 Pro Maxを最も効率よく充電できるApple純正充電器の確認するための比較テスト結果(こちらの記事)も報告済みです。
Apple純正充電器による比較テスト結果
15種類のApple純正充電器を用いて、iPhone17に接続した充電器の出力(以下、出力)を確認した結果、最も出力が高かったのはMagSafe充電器で、29.11Wだったと報告されています。
有線充電器では、iPhone17 Pro Maxの比較テストにおいて最も効率よく充電できると報告された40Wダイナミック電源アダプタが28.34Wを記録しています。
3位は96W USB-C電源アダプタの28.18Wですが、販売価格は税込10,800円ですので、税込6,480円の40Wダイナミック電源アダプタよりも(iPhone17の充電用途に限れば)費用対効果は低いという結果でした。
サードパーティ製充電器による比較テスト結果
サードパーティ製充電器による出力比較テストですが、比較検証用にChargerLabが用意した充電器のほとんどは、2025年9月27日時点で日本のAmazonで販売されていません。
日本のAmazonでの販売が確認できたサードパーティ製充電器で最も出力が高かった製品はUGREEN 30Wで、出力は27.32Wでした。
ChargerLabが用いたものと同じと思われるUGREEN 30W充電器は、日本のAmazonでは税込2,480円で販売されています。
サードパーティ製充電器による比較テスト結果では、出力30W以上の充電器であればiPhone17の充電時出力はあまり変わらないことが確認されました。
Apple 29Wと記された出力27.51Wを記録した充電器は、12インチMacBookに同梱されていた「29W USB-C電源アダプタ」と思われますが、同製品は現在、Apple Storeでは販売終了となっています。
サードパーティ製モバイルバッテリーによる比較テスト結果
サードパーティ製モバイルバッテリーによる比較テストに用いられた製品も、サードパーティ製充電器と同様、日本で販売されていないものが多数です。
日本で販売されていることが確実なのはAnker GaNPrime 65W (733)と記されたAnker 733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W)で、出力は27.7Wと報告されています。
Anker 733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W)の日本のAmazonでの販売価格は、現時点で税込13,990円です。
*比較テストにおいてAOHi 27600mAh 240Wだけは何故か、iPhone17 Proに接続してその出力を確認しています。
ポータブル電源による比較テスト結果
ChargerLabが今回の動画で最後に行った比較テストは、ポータブル電源を用いたものです。
この比較テストにおいて、日本のAmazonでの販売が確認された製品の中ではEcoFlow RIVER 3 Plusの出力27.61Wが最も高い結果でしたが、比較テストに用いられた7種類のポータブル電源では大きな差が生じませんでした。
最大出力30W以上の充電器やモバイルバッテリーが有用
Apple純正充電器、サードパーティ製充電器、サードパーティ製モバイルバッテリーのいずれにおいても、出力はおおよそ29Wで頭打ちとなるようです。
そのため、充電器もしくはモバイルバッテリーの最大出力が30W以上あれば、充電器やモバイルバッテリーの種別に関係なく、ほぼ同じ結果になることがわかりました。
Photo:ChargerLab