iPhone16用A18の性能向上率を、A14 Bionic以降のチップと比較

iPhone16

iPhone16に搭載されたA18を、A14 Bionic、2種類のA15 Bionic、A16 BionicとCPUおよびGPU性能で比較した結果が明らかになっています。

Appleが公開した比較表では、A18はCPUの性能が最大30%、GPUの性能が最大40%向上したと示されていますが、比較対象にA17 Proは含まれていないとWccftechが指摘しています。

A18のCPU/GPU性能をA14 Bionic〜A16 Bionicと比較

AppleはA18 ProをA17 Proと比較した場合の性能向上率について、15%と発表していましたが、A18を比較対象に選択した場合はその差が小さくなるとWccftechは指摘しています。

こうした比較を行うのはAppleのいつもの手法ですが、それ以外に明らかになったA14 Bionic以降のチップとの比較表を確認してみます。

CPU性能

A18のCPU性能は、A14 Bionicと比較して60%向上、GPUコア数が異なる2種類のA15 Bionicに対しても50%向上しています。

一方、A16 Bionicに対する性能向上率は30%に縮小しており、A17 Proとの比較では更に小さいのは間違いありません。

GPU性能

A18とこれまでのチップの比較では、CPUよりもGPU性能でより大きな差が確認できます。

A14 Bionicとの比較では2倍、GPUコア数4コアのA15 Bionicからは70%、5コアのA15 Bionicからは50%の性能向上となっています。

A16 Bionicに対する性能向上率は40%で、CPUの性能向上率よりも大きくなっています。

iPhone15 Proシリーズの未使用品や中古品が狙い目?

iPhone16シリーズでは、A18の性能向上だけではなく搭載するRAM容量が8GBに増加したことによりApple Intelligenceに対応しています。

A17 Proと比べてA18の性能向上率が低ければ、新型登場により販売価格が安くなることを見越し、カメラ性能を重視してApple Intelligenceに対応するiPhone15 Proシリーズの未使用品および中古品を検討する価値もありかもしれません。

Source:Wccftech

Photo:Apple

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