今秋に登場すると噂の次期iPad miniが、iPadシリーズで初めて耐水設計を採用する可能性が報じられています。Appleは、筐体のパネルを振動させ、スピーカー穴を設けずに音を鳴らす技術の特許を取得済みです。十分な耐水性能が実現すれば、浴室やプールサイドなど水に濡れる可能性がある場所でも使いやすくなり、電子書籍リーダーや過去モデルのユーザーからも注目を集めそうです。
次期iPad miniは耐水仕様か
2026年10月頃の発売が噂される次期iPad miniは、iPadシリーズとして初めて耐水設計を採用する可能性があるとMacRumorsが報じています。
iPad miniの耐水設計については、Bloombergのマーク・ガーマン記者は2025年、AppleがiPhoneに近い耐水性能を備えたiPad mini用筐体を開発していると報じていました。
Appleは2014年に関連特許を取得
接着剤やパッキンを用いて密閉するiPhoneの耐水機構とは異なり、次期iPad miniでは、筐体の平らなパネルを振動板として利用し音を鳴らすシステムが採用される可能性があります。
この仕組みにより、水の浸入経路となる従来型のスピーカー穴を不要にできるとみられています。
Appleは、2014年には平らなパネルを振動させて音を発生させ、スピーカー穴を不要にする音響システムの特許を取得しています。
スピーカー穴が不要になることで、次世代iPad miniがどの程度の耐水・防塵性能を持つことになるかは不明です。
最新のiPhone17シリーズが備えるIP68等級(水深6メートルに最大30分間)までは及ばなくても、お風呂や台所など、水に濡れる可能性がある場所で使いやすくなれば、日常的な使い勝手が大幅に向上しそうです。
OLEDと最新チップを搭載か
次期iPad miniは有機EL(OLED)ディスプレイを採用し、2026年10月までに発売されるとガーマン氏が伝えています。
搭載チップについては、iPhone Airと同じA19 Proを採用するとの情報がある一方、2026年秋に発売されるiPhone18 Proと同じA20 Proを搭載する可能性も指摘されています。
Appleが誤って公開したコードからはA19 Proを示す情報が見つかっていますが、macOSのカーネルデバッグキットからはA20 Proを示す記述も確認されています。
どちらのチップを搭載する場合でも、現行モデルのA17 Proから大幅な処理性能の向上が期待されます。
耐水性能追加は買い替えの決め手に
筆者は現在、iPad mini(A17 Pro)を愛用していますが、主な用途がApple Pencilを使った手書きメモ、メールチェック、Webブラウジング、電子書籍や動画閲覧程度なので、A17 Proの処理性能を持て余し気味と感じています。
現行iPad miniのWi-Fiモデルは99,800円から販売されており、OLEDを採用する次期モデルではさらなる値上げも予想されています。次期モデルの国内価格は10万円を超える可能性は高そうです。
筆者は、次期iPad miniが高性能チップや鮮明なOLEDディスプレイを搭載しても、買い替えまでは踏み込まないだろうな、と考えていました。
iPad miniにこそ、耐水性能が歓迎される理由
あくまで筆者の印象ですが、iPad miniは日常的に持ち歩き、比較的ライトな用途に使うユーザーが多い製品です。
画像や動画の編集など、高い処理性能が求められる用途を想定したiPad Proと比べると、チップ性能やディスプレイ性能の向上だけでは、買い替えの決め手になりにくいのではないでしょうか。
一方、次期iPad miniに十分な耐水性能が追加され、浴室や台所など、水に濡れる可能性がある場所でも使いやすくなれば、利用できる場面は大きく広がります。
お風呂での読書や動画閲覧に使いたいユーザーにとっては、買い替えを検討する大きな理由になりそうです。
Kindle Paperwhiteなどの電子書籍リーダーは耐水性能を備え、価格も約3万円とiPad miniより手頃です。
それでも、次期iPad miniが耐水性能を備えれば、電子書籍だけでなく動画やWebブラウジング、アプリも楽しめる端末として、電子書籍リーダーの購入を検討していたユーザーからも注目を集めるかもしれません。過去モデルからの買い替えを後押しする可能性もありそうです。
Source: MacRumors
