子どものiPhone、どこまで許す?iOS27で強化された安全機能をAppleが解説

Apple/YouTube iOS27 Child Safety 子どもの安全

Appleが、iOS27などで強化された「子どもの安全」機能を紹介する動画を公開しました。アプリやWebサイト、連絡先、利用時間などを保護者が管理できる機能ですが、動画を通して見ると、単に子どもの行動を制限するだけではなく、「使いたい」という子どものリクエストに保護者が応えながら、利用範囲を広げていく仕組みが見えてきます。

Apple、iOS27の「子どもの安全」を動画で紹介

Appleが9月24日に公開した動画では、お子様用アカウントの設定から始まり、利用できるアプリ、Webサイトの閲覧、新しい連絡先とのやり取り、センシティブなコンテンツへの対策、アプリの利用時間まで、子どものiPhone、iPad、Macを保護者が管理する仕組みをアニメーションで紹介しています。

なお、スクリーンタイムの新機能を利用するには、ファミリー共有グループ内のすべてのデバイスを、iOS27などの最新版へアップデートする必要があります。

子どもの「使いたい」に親が応える仕組みが増えた

例えば、子どもが新しいアプリを入れたい場合には、従来からある「承認と購入のリクエスト」を利用できます。iOS27ではさらに、新しいWebサイトを見たい場合に使える「閲覧のリクエスト」が加わりました。

メッセージ、FaceTime、電話では、新しい連絡先とやり取りする前に保護者の承認を求めるよう設定することも可能です。

「すべて自由に使わせる」「すべて禁止する」の二択ではなく、アプリやWebサイト、連絡先ごとに、その都度保護者が判断できます。

Appleは、お子様用アカウントを設定する際にも、最初から利用できるアプリを絞り込み、必要に応じて徐々に追加できる仕組みを用意しています。

最初は電話やメッセージなど必要なアプリに絞り、成長に合わせてゲームやWebサイト、SNSなどを家庭のルールに応じて増やしていく使い方も考えられます。

iPhone ManiaではiOS27発表時に、新機能と家庭内のルールを組み合わせて使うポイントも紹介しています。

Safari以外のブラウザにも「閲覧のリクエスト」

Appleが公開した最新のサポート情報では、「閲覧のリクエスト」はSafariだけでなく、iOS27、iPadOS27、macOS27の「その他の対応ブラウザアプリ」でも利用できると説明されています。

子どもが初めてアクセスするWebサイトについて保護者の承認を求めるよう設定でき、承認したサイトは許可リストに追加されます。

一方、学校のWebサイトなど、日常的に必要になるサイトはあらかじめ許可しておくことも可能です。毎回すべてのWebサイトを保護者が承認する必要があるわけではありません。

ゲームを制限しても、家族への連絡は「常に許可」できる

新しい「許容時間」では、ゲーム、エンターテインメント、ソーシャルメディアなど、カテゴリごとに1日に利用できる時間を設定できます。

「スケジュール」と組み合わせれば、平日と週末で設定を変えたり、夕食中や夜間に利用できるアプリを制限したりすることも可能です。

一方で、スクリーンタイムには設定した利用時間にかかわらず使えるアプリや連絡先を指定する「常に許可」も用意されています。

Appleは、緊急時に備えて家族やヘルスケアアプリなどを「常に許可」に追加する使い方を例示しています。ゲームやSNSの時間を制限していても、必要な連絡手段まで使えなくなるのを避けられます。

暴力的な画像やライブFaceTimeにも対応

新しい連絡先の承認に加え、子どもが目にする画像や動画を保護する「コミュニケーションの安全性」も強化されています。

「コミュニケーションの安全性」は、メッセージやFaceTimeなどでヌードを検出した場合の保護に加え、iOS27では共有される画像や動画から残酷または暴力的な内容が検出された場合にはコンテンツをブロックします。AirDropでの共有や、ライブのFaceTime通話も対象です。

13年前のApple「Intention」を思わせる映像

今回の動画には、過去のAppleを思わせる映像表現も見られます。

米メディア9to5Macは、今回の映像が2013年の世界開発者会議(WWDC 2013)の基調講演冒頭で上映された「Intention」を思わせると指摘しています。グラフィックのスタイルは異なるものの、シンプルな図形と動きで意味や感情を伝える点が共通しています。

「Intention」は、製品の具体的な機能ではなく、Appleがものづくりで何を重視しているのかを抽象的な映像で表現したもので、当時9to5MacはAppleの考え方を示す「manifesto(宣言)」として紹介していました。

今回の動画も設定画面を順番に見せるだけではなく、子どもとデバイス、そして保護者の関係をアニメーションとして表現しています。

Appleは「Intention」へのオマージュとは説明していませんが、13年前の映像と見比べてみるのも面白そうです。

子どもの成長に合わせて設定の見直しを

子どもにiPhoneを持たせている家庭では、iOS27へのアップデートを機に、アプリやWebサイト、利用時間、コミュニケーションに関する設定が現在の使い方に合っているか確認してみるとよいでしょう。

iOS27で追加・強化された子ども向け機能の詳細は、過去記事「子どもにiPhoneを持たせる保護者へ〜今日確認したい4つの設定」で紹介しています。

Source:Apple (1), (2), 9to5Mac (1), (2)

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