iOS27の「探す」アプリでは、相手に通知せず位置情報を隠せる設定や共有の期間を最小15分から最大30日まで指定できるカスタム期間などが追加されました。さらにiOS26の「探す」アプリで見送られていたLiquid Glassも採用されています。
iOS27の「探す」アプリの新機能
iOS27における「探す」アプリでは以下の機能が新しく追加されました。
- カスタム期間
- 位置情報の非表示
- UIの改良
カスタム期間
これまで「探す」アプリで友人や家族と位置情報を共有する際、期間の選択肢は「1時間」「明け方まで」「無期限」の3つしかありませんでした。しかし、iOS27では新しく「カスタム」期間が追加されます。最小15分間から最大30日まで、終了日時をピンポイントで指定できるようになります。
例として、2泊3日の旅行に行く際、旅行中の期間のみ友人グループ内で位置情報を共有し、帰宅後は自動で共有がオフになるように設定しておけば、消し忘れを防ぐことができます。他にもマッチングアプリの初デートの際、万が一の防犯対策として、信頼できる友人に「デート中の3時間だけ」位置を共有するという使い方も可能です。
位置情報を非表示
iOS27の「探す」アプリでもっとも注目したいのが、相手に通知やアラートを一切送らずにいつでも自分の位置情報を隠すことができる「位置情報を非表示」機能です。ただし、位置情報を非表示にした翌日の午前4時に自動的に再表示されます。
特定の人だけを選んでいつでも位置情報の非表示や再表示ができるトグルが追加されるため、より柔軟にプライバシーをコントロールできるようになります。追加されたトグルの「位置情報を非表示」をタップすると、相手の画面には「位置情報が見つかりません」というステータスが表示されます。非表示後に「位置情報を再表示」をタップすることで相手の画面に位置情報を再表示することができます。
ここで注意すべき点は「圏外」や「バッテリー切れ」になった時の挙動とは異なる点です。
- 圏外やバッテリー切れなどの場合:相手の画面には「○分前」という時間とともに直前までの場所が表示されます。
- 「位置情報の非表示」をオンにした場合:それまで表示されていた時間や場所が消え「位置情報が見つかりません」という表示に切り替わります。
このような仕様の違いがあるため、この新機能は「誰と位置情報を共有しているか」によって、神機能にもなれば、トラブルの引き金にもなり得る危うさを持っています。
例えば「普段の待ち合わせに便利だから」という理由で、ゆるく位置情報を共有している友人同士であれば、この機能は非常に役に立ちます。1人の時間が欲しい時などに自分のプライバシーをさっと守るためのライトな使い方ができるからです。
一方で注意が必要なのが「防犯や安心のため」にお互いの居場所を常に把握しあっているパートナーや家族と共有しているケースです。この新機能を使用すると相手の画面からあなたの「足跡」が不自然に消えてしまいます。それを見た相手に「なんで非表示にしたの?」「何か後ろめたいことでもあるの?」と疑われてしまうかもしれません。
「通知がいかないからバレないだろう」と安易に使ってしまうと、かえって相手に「怪しい」と思われ、隠し事を疑われるなど、関係悪化の引き金になる恐れがあります。
UIの改良
iOS27では「探す」アプリの見た目も大きく変更されます。iOS26では見送られていた「Liquid Glass」がついに採用される見込みです。他のApple純正アプリと統一感のある新しいタブバーデザインに変更されるほか、アイコンも刷新され「持ち物を探す」タブにはAirTag風のアイコンが導入されます。
今回のUI刷新における最大の変更点は「アプリのメイン画面を開くだけで相手が今どの通りにいるかまで詳細に表示されるようになる」という点です。これまでは具体的な場所を知るためにわざわざ相手のアイコンをタップする必要がありました。その手間が省けるため、混雑した場所での待ち合わせなどで劇的に便利になります。
しかし、その反面「アプリを開いた瞬間に詳細な位置がすべて目に入ってしまう」ということでもあります。電車内やカフェでふとアプリを開いた際、背後や隣の人に「家族や友人が今どこにいるか」を覗き見されてしまうといったリスクは従来よりも高まるといえます。便利になるからこそ、外出先での画面の扱いにはこれまで以上に注意が必要になりそうです。
※現在はベータ版のため、正式リリースまでに仕様変更される可能性があります。
Photo:9to5Mac
