AppleはSiriの開発体制を強化しており、iOS26.4で1回、iOS27でさらに1回、合計2段階で大幅な刷新を行う計画があると、Bloombergが報じています。
Siriの刷新は当初、2025年4月にリリースされたiOS18.4で実施されると期待されていましたが、結果的に見送られました。
刷新版Siri導入に向け、開発体制を本格強化
Bloombergによれば、AppleはSiriおよびAI関連機能の開発を加速させるため、開発担当幹部と4名以上の技術者を新たに採用したとのことです。
この動きは、過去に他社へ転職したAI・Siri関連エンジニアの不足を補う狙いがあるとみられています。また、競合他社に比べて遅れが指摘されているAI機能の巻き返しを図るため、開発リソースの再構築を進めている段階と考えられます。
iOS18で導入予定だった刷新版Siriはいまだ未実装
Siriの刷新は、Apple Intelligenceへの本格対応を目的としたもので、iOS18発表時に示されたAI関連機能を実装することが主眼とされています。
しかし、iOS18が発表された2025年6月からすでに1年半以上が経過しているにもかかわらず、当初期待されていた多くの機能は実現していません。その結果、GoogleやOpenAIなど競合他社との機能差が拡大し、Apple Intelligenceに対する失望感を招いているとの指摘もあります。
Appleの株価上昇が停滞している背景として、こうしたAI分野での出遅れを挙げる見方も少なくありません。
iOS26.4で第一段階、iOS27で本格刷新か
Bloombergによれば、Siriの刷新は2段階で実施される見通しです。
iOS26.4での刷新内容(第一段階)
まず、現在ベータテストが進められているiOS26.3の次となるiOS26.4で最初の刷新が行われる可能性があります。時期としては2026年4月頃が想定されています。
この段階では、ユーザーの個人データを活用した質問への対応など、従来よりも文脈理解を強化したSiriが導入される見込みです。
iOS27での刷新内容(第二段階)
その後、iOS27ではさらに踏み込んだ改良が行われると予想されています。ここでは、ユーザーインターフェースが刷新され、チャットボットのような対話形式での操作が可能になる見通しです。
これは、従来の音声アシスタントという枠を超え、生成AIに近い使い方を意識した方向転換と捉えられます。
Google Geminiの技術を活用する見通し
これら2段階の刷新において、AppleはGoogleとの提携によるGeminiの技術を活用する見込みです。
自社開発ではなく競合他社の技術を利用する形にはなりますが、実現可能性という点では従来よりも現実的になりました。AI分野での遅れを取り戻し、Siriの実用性を大きく向上させるという意味では、これまでよりも現実的と感じられる展開です。
Source:Bloomberg
