現地時間6月9日から開催されるWWDCでは、iOS19やiPadOS19、macOS 16やwatchOS12などの次世代OSが発表されると期待されています。Bloombergのマーク・ガーマン記者が、WWDC25には3つの重要なテーマがある、とニュースレターPower Onで伝えています。
WWDC24の発表内容は一部が提供されず
世界開発者会議(WWDC25)は、現地時間6月9日から13日に開催され、とくに初日の基調講演では例年、次世代OSなどが発表されることから、注目を集めています。
Bloombergのマーク・ガーマン記者は、昨年のWWDC24では、Apple Intelligenceをはじめとする重要な新機能を発表したものの、公開が遅れた機能や、公開がまだ実現していない機能もあることを踏まえ、消費者、開発者、報道関係者はWWDC25に懐疑的になっている、とコメントしつつ、WWDC25について予測しています。
WWDC25が持つ3つのテーマ
WWDC25では、以下3つの重要なテーマがある、とガーマン氏は述べています。
- 再設計され、まとまりのあるOS
- Apple Intelligenceの新機能
- iPadOSの大幅な進化
再設計され、まとまりのあるOS
次世代のOSでは、OS間のデザインに統一感を持たせる刷新が行われ、iOSやmacOSなどがvisionOSに近い外観にまとめられる、などと噂されています。
とくにiOSについては、iOS7以来となる大幅なデザイン刷新が行われ、Apple役員はユーザーからの反響が好意的なものになると自信を深めているようです。
Apple Intelligenceの新機能
Apple Intelligenceの新機能については、今までに伝えられている情報も多くなく、ガーマン氏も具体的な情報を報じていません。
これからWWDC25の開催が近づくにつれて、Apple Intelligenceの新機能についての詳細な情報が伝えられるのかもしれません。
米メディア9to5Macはガーマン氏の予測のうち、Apple Intelligenceの新機能が最も気になるとして、Appleがユーザー体験に新たな価値を追加できるような新機能を追加できるのか、Appleが先行者を追う立場であることを示すことになるのか、注目したい、とコメントしています。
iPadOSの大幅な進化
iPadOS19の新機能については、iPadにMagic Keyboardを接続するとMacのようなメニューバーが追加されるほか、ステージマネージャーの自由度が向上するとの情報をMajin Bu氏が報じています。
また、9to5MacがiOS18.5ベータから、iPad向けステージマネージャーでマルチウィンドウのサイズ調整や配置の自由度向上に向けたテストが行われていることを発見したと動画付きで報じています。
WWDC25開幕まで約1カ月!
WWDC25の基調講演は、日本時間6月10日午前2時から開始され、AppleのWebサイトや公式YouTubeチャンネルから、誰でも無料で視聴できます。
Source: Power On/Bloomberg, 9to5Mac