Deff（ディーフ）から、iPhone16 ProとiPhone16 Pro Max用に発売されたアラミド繊維製ケース「DUROSpecial Edition」と、iPhone16シリーズ全モデルに対応する
「Ultra Slim & Light Case DURO」を、筆者のiPhone16 Proに実際に装着しての印象をレビューします。
薄く、軽く、強いアラミド繊維製ケース
Deffの「DURO（デューロ）」シリーズは、0.65ミリという薄さと、同じ質量の鋼鉄の5倍の強さ、ガラス繊維の半分の軽さという特性を持つデュポンのケブラー1500Dを使用したアラミド繊維製ケースです。
アメリカ国防総省が軍採用品に適用するMIL規格（MIL-STD-810H）に準拠したテストをクリアした保護性能を持ちます。
「Ultra Slim & Light Case DURO」は、iPhone16シリーズの4モデルに対応しています。iPhone16 Pro用は約11グラムの軽さです。ディーフダイレクトストアでの販売価格は5,979円（税込）です。
「DURO Special Edition」は、iPhone16 Pro/iPhone16 Pro Max向けにカメラ部を専用設計し、大きく飛び出したカメラレンズの台座部分をぴったりとカバーしているのが特徴です。MagSafeのマグネットも内蔵しています。iPhone16 Pro用の重量は約20グラムです。ディーフダイレクトストアでの販売価格は7,979円（税込）です。
DeffダイレクトストアやAmazon、楽天市場のDeff公式ストア、全国の家電量販店などで購入可能です。
iPhone16 Proに装着！
「Ultra Slim & Light Case DURO」と「DURO Special Edition」を、筆者のiPhone16 Pro（カラーはブラックチタニウム）に装着します。
本記事には、メーカーから提供いただいたレビュー用サンプル品を使用しています。
ケースの内側には、DUROのブランドロゴが印字されています。「DURO Special Edition」（写真右）には、MagSafe用のマグネットが内蔵されていますが、見た目には分かりません。
また、「DURO Special Edition」は、「Ultra Slim & Light Case DURO」では天面に設けられた切り込みも排し、徹底した一体感へのこだわりが感じられます。
スクリーン周りは折り返されており、装着時に引っかかるようになっています。
装着時は、「Ultra Slim & Light Case DURO」と「DURO Special Edition」のどちらも、装着時の破損を防ぐため、背面カメラ側の角から装着することが推奨されています。取り外す際も、背面カメラ側の角から外します。
ケースの表面にはマットなコーティングが施されており、落ち着いた雰囲気です。手触りはサラサラとしていて滑りにくく、手に馴染みます。
「Ultra Slim & Light Case DURO」は、大きく飛び出したiPhone16 Proの背面カメラの周囲を囲って保護しています。カメラを下にして机に置いても、カメラレンズが机に接することはありません。
「DURO Special Edition」の背面カメラ部分はケース本体と同じアラミド繊維素材で覆われ、3つのカメラ、LEDフラッシュ、LiDARスキャナ、リアマイクの部分がピッタリ切り抜いてあります。周囲はアルミニウム製のフレームで囲っています。当然ながら、カメラで撮影してもケースが写り込むことはありません。
両モデルとも、スクリーンの周囲は少し高くなっています。Deffから発売されている0.4ミリと厚めのガラスフィルム「ULTRA HARD GLASS」（ナノマット）を装着した状態だと、ガラスフィルムの表面とケースの縁がほぼ同じ高さになります。
サイドボタンとカメラコントロール部分は、ボタン部分に合わせてカットされています。
ケースが非常に薄いので、ケースがカメラコントロールの操作を妨げることがありません。
アクションボタン、音量ボタン部分もカットされています。ケースが薄いので、ボタン操作がしやすいです。
底面のUSB-Cポート部分は大きめにカットされています。
太めのコネクタの充電ケーブルも問題なく抜き差しできます。
「DURO Special Edition」はMagSafe用のマグネットを内蔵しており、ワイヤレス充電にも対応しています。
「DURO Special Edition」に内蔵されたMagSafe用マグネットは磁力が強く、しっかり吸着します。MOFTのMagSafeスタンドを装着してiPhoneを持ち上げて軽く振っても、落下しませんでした。
「Ultra Slim & Light Case DURO」には、MagSafe用のマグネットは入っていませんが、ワイヤレス充電は利用できます。ただし、吸着力は弱まるので、MagSafeでiPhoneを固定するような使い方には不向きです。
2つのDUROケース、どう選ぶ？
「DURO Special Edition」と「Ultra Slim & Light Case DURO」は、どちらもiPhoneを裸で使っているかのような薄さと軽さでありながら、傷や衝撃からしっかり保護してくれます。
では、両モデルはどう選ぶのが良いのか？を、両製品を試した筆者が考えてみました。
「DURO Special Edition」は、カメラの突起部分に精巧に合わせた加工により、iPhone16 Proにジャストフィットする、職人芸的な作り込みに魅力を感じる方向けです。また、MagSafeスタンドなどでiPhoneを固定して使いたいなら、「DURO Special Edition」が向いています。
「Ultra Slim & Light Case DURO」は、マグネットを内蔵しないぶん約11グラムと非常に軽いので、保護性能と究極の軽さに惹かれる方に向いています。また、レンズへの傷も防げるカメラレンズカバーを併用したい方は「Ultra Slim & Light Case DURO」が良いでしょう。
ちなみに以前、筆者がiPhone12 Pro Maxに「DURO Special Edition」を装着して歩いていて転倒してしまい、iPhoneの角がコンクリートに擦れたことがありました。ケースには傷がついたものの割れなどの破損はなく、iPhoneはノーダメージで、アラミド繊維の保護性能の高さを実感したことがありました。
