ブラウザのベンチマークテスト「Speedometer 3」でGoogle Chromeがベストスコアを更新し、数あるブラウザの中で最も高速であることが示されたとするプレスリリースが公開されました。具体的にどのような状況なのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
83人の一生分の時間を節約?
Googleは公式Chromiumブログにて、現地時間5日付で「ChromeがSpeedometer 3で最高スコアを獲得し、ユーザーの時間を数百万時間節約した」とする記事を公開しました。
Googleによれば、2024年8月以降、さらに10%のパフォーマンス向上を実現しており、その結果、より快適なブラウジング体験が可能になったと述べています。
具体的には、ユーザーが1日10分間Chromeを使用した場合、全体で合計5,800万時間、つまり約83人分の生涯に相当する待ち時間が短縮されると試算されています。
テストはM4搭載MacBook Pro上で実施
今回のベンチマークテストは、macOS 15を搭載したM4チップ搭載のMacBook Pro上で実施されました。
チェックされた主な項目は以下のとおりです:
- HTMLの解析
- JavaScriptおよびJSONの処理
- JavaScriptとDOM(Document Object Model)の相互作用
- DOM操作(要素の挿入・削除)
- テキストサイズの計算(フォント整形)
- CSS(カスケーディング・スタイル・シート)の適用とレイアウト計算
- ピクセルレンダリング
Source: Google