Meta、次世代メガネ型ARデバイス「Orion」を発表

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Metaは現地時間25日に開発者イベント「Meta Connect 2024」を開催し、次世代のメガネ型拡張現実(AR)デバイス「Orion」を発表しました。Orionは一般向けの発売にはまだ至りませんが、Meta従業員によるテストを通じて、完成形に近づけていくとのことです。

夢のARデバイス:機能性と快適さの両立

理想的なARデバイスとは、パワフルな計算能力高解像度ディスプレイを備えつつも、軽量で装着感がほとんど感じられないものを指します。

Metaの「Orion」は、まさにこの理想を追求したデバイスとして開発されています。Orionは見た目も装着感も、通常のメガネと変わらず、レンズは透明です。

「人の目や表情を自然に捉えられる」とのプレスリリースの表現は、Appleの複合現実(MR)ヘッドセットVision ProのEyeSight機能と対比されるものと言えます。

不可能と思われたデバイスを現実に

このような高機能かつ快適なARデバイスの実現は、可能性として10%以下だとMetaの開発チームも考えていたとプレスリリースで述べています。しかし、それが2024年、ついに現実のものとなったのです。

また、スマートアシスタント「Meta AI」が搭載されており、ユーザーとのインタラクションをシームレスに行うことができます。

今後の開発方針

Metaは、Orionのプロトタイプをまず従業員や選ばれた外部関係者にテストしてもらい、フィードバックを基に改善を図るとしています。

今後注力する項目として、以下の3点が挙げられています。

  • ARディスプレイの品質を向上させ、よりシャープなビジュアルを実現する
  • フォームファクターをさらに小型化するため、最適化を進める
  • より手頃な価格を実現するため、製造規模を拡大する

Source: Meta

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