MacBook Fold開発が前進か〜全画面タッチパネルに関する特許が出願

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Appleが米国特許商標庁(USPTO)に対し、折りたたみディスプレイを搭載するラップトップ型デバイスに関する新しい特許を出願したことが確認されました。

Appleは折りたたみディスプレイを搭載するMacBook(仮称:MacBook Fold)を開発中で、搭載チップはM5になるとの噂があります。

折りたたみデバイスにおけるディスプレイ展開角度を正確に検知

USPTOにおいて現地時間2024年7月25日に出願された特許は、「光学式角度検知センサーを搭載する電子機器」というものです。

この特許の骨子は、折りたたみディスプレイを搭載するラップトップ型デバイスにおいて、展開した際の角度を磁気センサーよりも正確に検知できる光学式センサーを用いることで動作の安定化を実現しようとするものです。

特許内の図表に光学式センサーの記述

特許内の図表のフローチャート(図表1の26)には、光学式センサーの記述があります。

ディスプレイには静電容量式タッチパネル搭載

本特許では、折りたためるディスプレイに関する記述もあります。

ディスプレイには静電容量式タッチパネルが搭載されると記されており、ディスプレイ全面でタッチ操作ができることになります。

タッチパネルと角度検知センサーを組み合わせれば、例えばMacBook Foldにおいて180度まで展開した場合はタブレットのようにコンテンツを全画面表示にし、120度でとどめた場合は手元部に仮想キーボードを表示させるように設定することができそうです。

iPhoneやiPadを含めて複数の折りたたみデバイスを開発中?

Appleは折りたたみデバイスの開発を進めており、MacBook Foldだけではなく、2種類の折りたたみiPhoneや折りたたみiPadも開発している模様です。

ただし、ディスプレイ中央に生じる折り目を許容しないなど高い品質をサプライヤーに求めており、それらが解消しない限り製品化は行わないとみられています。

Source:USPTO via Patently Apple

Photo:Apple Hub/Facebook

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