MicrosoftのWindows Phone責任者であるJoe Belfiore氏が、日本での休暇の様子をTwitterに「iPhone」から投稿。それを取り上げた米メディアThe Vergeに対し本人が理由を説明し、話題となっています。
iPhoneからの投稿はうっかりミスではない
Belfiore氏は1月26日、京都で休暇中の様子を写真入りでTwitterに投稿しましたが、フォロワーがその投稿がiPhoneからであることを指摘、「ライバルのスマホをなぜ?」というコメントが大量に寄せられました。
過去にもコマーシャルではSamsungのスマートフォンを宣伝していながら、プライベートではiPhoneを使っていたというような「うっかりミス」の例がいくつも報道されていることから、「実はWindows Phoneを個人的にはいいと思っていないのでは」という見方がされたためです。
しかし記事として取り上げた The VergeにBelfiore氏本人からのコメントが寄せられ、「なぜiPhoneを使っているのか」という理由が説明されています。
@joebelfiore Something went wrong pic.twitter.com/p36OzRD6Pd
— Piotr (@PiotrKurnat) 2016, 1月 26
敵に勝つためにはまず敵を知れ
The Vergeによれば、Steve Ballmer氏がCEOに君臨していた時代(2000年1月~2014年2月)は、従業員が他社製品を使用することは固く禁じられていました。しかし現CEOのSatya Nadella氏は「ハードウェアにとらわれるべきでない」と主張しています。実際、OfficeなどMicrosoftの主要アプリはiPhoneでも利用可能です。
そしてBelfiore氏は、
「Windows、Android、iOSの長所や短所、エコシステムを完全に理解するには、それを日々の生活のなかで使わなればならない。数日間だけ触る程度では不十分で、UIを学び、写真をアップロードし、クロスデバイスアプリやツールを使いこなす必要がある」
「さらにWindows PCをiOSやAndroidデバイスと統合するために、MSではたくさんの作業が行われている。これらすべてを深いレベルで体験し、理解しなければならない」
と述べています。iPhoneを使っているのは、敵に勝つためにはまず敵を知れ、という理由のようです。
Source:The Verge
(lunatic)