2013年11月8日 23時32分
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iPhoneの大ヒットの裏で、製造工場の労働問題あり
アップルと取引のある部品供給工場の労働者が直面した労働問題について、米大手新聞社のBloomberg社は、Flextronics Internationalの工場労働者の苦境を取材をしています。この業者は、シンガポールやクアラルンプールに拠点を置いてiPhone5向けのカメラ部品を提供しています。
生産体制強化の陰にブローカーの存在
iPhone 5の発売前にさかのぼりますが、Flextronics社は生産体制を強化するためネパールやマレーシアのブローカーや職業紹介業者を通じて新規に1500人の労働者を雇い入れました。
この工場での仕事はとても人気があり、多くの労働者は仕事を得るためブローカーに高い手数料を払ってでも工場の仕事を紹介してもらいます。そのため国外労働者は借金を背負ったまま工場で働き始め、返し終わるまで何年もかかるのです。
このような労働者の中には、ブローカーから秘密裏に多額の借金を背負わされて、行き場を失ってしまうものもいるようです。
アップルも問題視
アップルの広報担当者によると、多額の借金を抱えた労働者の問題に対して鋭意調査を行っているようです。具体的にはサプライチェーンの部品供給業者に対して継続的な検査を行っているとのことです。
アップルはこれまでにも部品供給業者の労働問題に何度も直面してきております。製造している労働者のことを考えると、iPhone 5sやiPad miniの在庫不足もいたしかたない気になります。
参照元:MacRumors
執 筆:MIYA