アイルランドにあるAppleの施設に爆破予告があり、全従業員約4,800人が一時避難する騒ぎがありました。爆発物は発見されておらず、従業員は無事に仕事に戻りました。施設は、Appleが自社保有する世界唯一の工場です。
Appleの工場2カ所に爆発物仕掛けたとの脅迫
アイルランド南部、コークにあるAppleの施設2か所に爆破予告があり、警察や爆発物処理班が出動、従業員約4,800人が一時避難しました。
現地時間午前8時20分、何者かがアイルランド警察のWebサイトに、Appleを脅迫する内容を投稿。また、Appleにも脅迫の電子メールが届いていたことから、警察とAppleが協議した結果、午前10時に全従業員を退避させたそうです。
#Apple says threatening emails it received lead to the evacuation of its plants in #Cork. #securityalert
— BreakingNews.ie (@stunnah2k11) 2016, 1月 18
Hollyhillでは4,000人、Lavitt’s Quayでは800人が勤務していましたが、捜査の結果、爆発物などは仕掛けられておらず、従業員は仕事に戻ることができました。
現時点で、犯行声明など、犯人に関する情報は報じられていません。
Outside Apple's centre in Holyhill, Cork which has been evacuated this morning. pic.twitter.com/ksPsH5rKIW
— Joe Leogue (@JoeLeogue) 2016, 1月 18
世界唯一のApple自社工場
Apple Insiderによると、コークの施設はAppleがアメリカ国外に設けた最初の拠点とのことです。現在は世界でも唯一の、Appleが自社で保有する工場であり、現在はiMacの組み立てラインとなっているほか、ヨーロッパ、中東とアフリカ地域の業務を管轄する役割も担っています。
Appleは、アイルランドで製造とカスタマーサービスを担当する従業員1,000名を新規に雇用する計画で、昨年11月に求人を出しています。
Source:Irish Times, 9to5Mac, Apple Insider
(hato)