2015年12月31日 17時38分

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Apple Watchはなぜこんなに正確な時間を表示し続けられるのか

Apple Watch


 
2015年もあと少しになりました。今年もはたくさんの新製品を市場に投入しましたが、その中で注目度が最も高かったのは、初のウェアラブルデバイスとして登場したではないでしょうか。
 
Apple Watchをお使いになったことのある方ならわかると思うのですが、Apple Watchの表示している時間はかなり正確です。この理由について、これまでAppleから語られることはありませんでしたが、WWDC2015でApple Watchを担当していたKevin Lynch氏が、その理由についてニュースメディア『Mashable』に語っています。

複数のルートからデータを収集し、誤差を修正

先日、AdobeからAppleに移ってApple Watchの開発に携わったKevin Lynch氏についてご紹介しました。
 
彼が『Mashable』に語った内容によると、Apple WatchはiPhone本体が接続している世界中のネットワークタイムプロトコルサーバーにアクセスするだけでなく、米海軍天文台から都度送信されている原子時計から取得した時間について、GPSを利用して取得し、その際に発生した誤差を修正しているそうです。
 
なお、Apple Watchが正確な時間を取得するために利用しているネットワークタイムプロトコルサーバーは原子時計「Stratum 0」とほぼ誤差がなく、その差はわずか1,000分の1秒以内であるとされています。これは、「Stratum 1」と呼ばれる最上位のサーバーであり、これを利用しているからこそ、Apple Watchでこれほどまでに正確な時刻が表示できているそうです。
 
彼が初めて担当した仕事がApple Watchだったということで、かなり思い入れが強く、特にこの時間の正確性には苦心した様子が伝わってきますね。
 
 
Source:MacRumors, Mashable
(クロス)

カテゴリ : Apple Watch, 最新情報   タグ : ,
著者情報

iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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