2015年12月31日 01時02分
読了まで 約 1分44秒
Apple、イタリアでの税金逃れ疑惑に約418億円支払う
Appleは、イタリアでの納税額が不足していたことについて、3億1,800万ユーロ(約418億円)を支払うことで合意した模様です。
Apple、税金逃れ疑惑問題で418億円をイタリアに支払う
Appleが、イタリアでの売上額の申告に不正があり税金逃れをしていたとの疑いで、イタリア当局による捜査が行われています。イタリア紙La Repubblicaによると、Appleは2008年から2013年にかけて、8億8,000万ユーロ(約1,158億円)の税金を支払うべきところ、わずか3,000万ユーロ(約40億円)しか支払っていなかった、と報じられています。
捜査は現在も進行中ですが、Appleは本件について、3億1,800万ユーロ(約418億円)を支払うことで、捜査は終了する模様です。
Appleは税率の低いアイルランドに子会社を置き節税
Appleは法人税率の低いアイルランドに、ヨーロッパ圏のビジネスを統括する子会社を置くことで節税しています。
イタリアでは27.5%の税率が、アイルランドでは12.5%と半分以下で済むなど、EU圏内でも国によって税率に大きな差があるため、多くのグローバル企業が同様の節税策を講じています。
先日放映されたドキュメンタリー番組で、ティム・クックCEOは「不正に税金逃れをするつもりは全くない」と強調していました。
Source:The Verge
(hato)
著者情報
iPhone Mania編集部
iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!
iPhone Mania編集部ライター: hato の記事一覧