「iPhone4sにiOS9を入れたら遅くなった」と6億円求め集団訴訟
iPhone4sにiOS9をインストールすると動作が遅くなったことで損害を受けたとしてAppleに500万ドル(約6億円)以上の賠償を求める集団訴訟がアメリカで起きました。
「iPhone4sにiOS9を入れたら遅くなったのはAppleの責任」と訴訟
2015年に公開された最新版であるiOS9は、2011年にリリースされたiPhone4s以降の端末でインストール対象とされています。
ニューヨークの地方裁判所に起こされた集団訴訟の原告団の主張は、iPhone4sにiOS9をインストールすると動作が遅くなり、アプリがクラッシュするなどの症状により損害を受けたというものです。
また、AppleはiOS9の公開前のテストを通じてiPhone4sで動作に問題が生じることを知っていて、iOS9を使えば動作が速くなりバッテリーの持ちが良くなると宣伝したことや、iOS9にアップデート後に以前のiOSに戻せないことの警告を怠ったAppleに責任がある、と訴えています。
100名以上から成る原告団は、Appleに500万ドル(約6億円)以上を求めています。
iPhone4sでiOS9は確かにキツイ
iPhone4s以降の端末にiOS9をインストールして動作を比較した実験結果が公開されていますが、実際、iPhone4sでは操作にストレスを感じることが分かります。
ニュースメディアのApple Insiderは、最新版のiOSは公開時点で最新の端末(iOS9ならiPhone6s)が最高の性能を発揮するように設計されていることを踏まえて、Appleに責任があるとすれば、変化の早いコンピュータ業界の常識に疎い消費者を保護する必要があることだろう、と伝えています。
Source:Apple Insider
(hato)
iPhone Mania編集部
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