サムスン、2016年のスマホ出荷台数を12%削減―モバイル部門の再編ではないと強調
サムスンは2016年のスマートフォン出荷台数を12%引き下げる予定であることを明らかにしました。
モバイル部門の再編を意図したものではないと強調
スマートフォンの年間出荷台数を12%下げた場合、サムスンは1年間で4億2,000-4億3,000万台を生産することになります。2015年の第2四半期決算で同社は、モバイル部門の利益が前年比で37.6%減少し、一部では同部門からの撤退すら囁かれていました。
しかし、ニュースサイトThe Koera Timesによると、これはモバイル部門の再編を意図したものではなく、あくまでもサムスンの世界市場シェアの維持を図ったものであるとのことです。
実は持ち直しているサムスン
一部で持たれているイメージとは裏腹に、サムスンの実態はそこまで悪くありません。事実、調査会社IDCによれば、サムスンは第3四半期において、昨年比61%の8,450万台を出荷したのみならず、スマートフォン市場における世界シェアでも23.8%で首位を獲得と(アップル:13.5%、Huawei:7.5%)、事前の見方よりも健闘していることが明らかになっています。
また、日本でこそ不調なGalaxyシリーズですが、世界レベルでは「Galaxy S6 edge+」や「Galaxy Note5」といったハイエンドスマートフォンが売上に大きく寄与しただけでなく、200ドル(約24,000円)以下の「Galaxy Core」や「Galaxy Grand Prime」といった格安スマートフォンも新興国市場を牽引したとされています。
つい先日も、ユーザーエクスペリエンスの向上に向けた「ソフトウェアへのスイッチ」を宣言したばかりであるだけに、2016年はサムスンにとって大きな変化の年となりそうです。
Source:ZDNet
(kihachi)
iPhone Mania編集部
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