SNSの利用率は低下、iPhoneユーザーは音楽に積極的!スマホアプリ利用調査
MMD研究所は12月22日、「2015年スマートフォンアプリコンテンツに関する定点調査」の結果を公表しました。SNSの利用率が低下する傾向がみられるほか、iPhoneユーザーがAndroidユーザーよりも音楽に積極的に支出している傾向がみられます。
利用率下がり続ける「SNS」、上昇の「ゲーム」「動画」
調査は、20~69歳の男女を対象として2015年12月10日~12月12日の期間、インターネットで実施され、562人から有効回答を得ています。
コミュニケーションアプリ以外で、2015年に最も使ったアプリのジャンルを聞いたところ、「ゲーム」が最多で19.0%となりました。「ゲーム」「動画」は2013年から増加傾向がある一方、「SNS」は2013年の20.8%から2015年には13.0%と低下しています。
SNSを通した人間関係が煩わしくなる「SNS疲れ」が広がっているのかもしれません。
SNSでは「Facebook」がトップ、コミュニケーションは「LINE」が圧倒的存在感
SNS/コミュニケーションサービスの利用については、「現在利用している」の回答が最も多かったのは、SNSでは「Facebook」の44.1%でした。以下「Twitter」が39.5%、「Instagram」が14.9%と続きます。
コミュニケーションサービスでは「LINE」が63.2%と圧倒的に利用率が高く、2位「Facebookメッセンジャー」の15.3%を大きくリードしています。
利用率微減の「Facebook」、伸び続ける「Instagram」
SNSごとに「現在利用している」率を比較したところ、「Facebook」が44.1%、次いで「Twitter」が39.5%、「Instagram」が14.9%の順となりました。
2014年12月の調査結果と比較すると、「Facebook」が7.9%の減、「Twitter」がほぼ横ばい、「Instagram」が13.5%から14.9%に利用率を伸ばしています。
iPhoneとAndroidで異なる音楽の聴き方
OS別に音楽の聴き方について聞くと、興味深い傾向がみられます。iPhone(iOS)ユーザーは「購入したCDから取り込み」が32.6%で最多、以下「iTunes Storeから購入」27.6%、「レンタルしたCDから取り込み」23.0%、「YouTubeなどの動画サイト」22.2%と続きます。「スマートフォンで音楽を聴かない」は35.1%でした。
一方のAndroidユーザーは、「YouTubeなどの動画サイト」が19.5%で最多となっているほか、「スマートフォンで音楽を聴かない」が60.7%とiOSに比べて高いのも目立ちます。
今年、Apple MusicやLINE MUSICなどが話題となった「定額制音楽配信サービス」は、iOSで11.7%、Androidで3.4%と、iOSで大きく伸びています。全体的に、iOSユーザーのほうが、積極的に音楽に支出している傾向が見て取れます。
Apple Musicの有料会員数が今年末に世界で800万人、来年末には2,000万人に達するとの予測もありますが、有名アーティストの配信が増加する中、定額制音楽配信サービスの伸びを予測させる結果となりました。
Source:MMD研究所
(hato)
iPhone Mania編集部
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