著名アナリスト、「サプライヤー動向に一喜一憂する必要ない」とiPhone売上に楽観
アップルファンにはお馴染みである証券会社Piper JaffrayのGene Munster氏が、iPhoneサプライヤーの動きに一喜一憂するべきではないと、投資家に向けてレポートを出しています。
サプライヤーの売上・生産規模縮小が不安を拡大
証券会社Piper JaffrayのGene Munster氏は、iPhoneのサプライヤーが生産量を絞ったからといって、同端末の売上が落ちていると勘案するのは短絡的だと語っています。
先日、アップルに半導体を提供するDialog Semiconductorが、事前に予想されていたものよりも11%低い収益を発表したことや、ペガトロンの生産規模縮小などを受け、投資家の間でiPhoneの売上が芳しくないのではないかとの憶測が広まっているためです。
個々のサプライヤーに目をやるのは「木を見て森を見ず」
同氏はこういった見方に対し、「アップルがかつて述べ、そして我々も同意したように、個々のサプライヤーの動きから、全体のiPhone売上を推し量ることは出来ない」と述べ、サプライヤーの業績をアップルにまで敷衍する投資家の判断が勇み足であるとしています。
なお、アップルが述べた内容とは、2013年にアップルのティム・クックCEOが、「たとえ観測データが事実に基づいていたとしても、それが私たちのビジネスにとってどういう意味なのか、データを解釈することは不可能だ」と、一部の事実をもって全体を推し量ることの短絡さを指摘したことを指しています。
iPhone6sについても、売上ペースが失速しているという声もあれば、iPhone6の持っていた記録を塗り替えたという報道もあり、実際の行く末については、ひとまずアップルの決算発表待ちということでしょうか。
Source:Apple Insider
(kihachi)
iPhone Mania編集部
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