海外旅行でiPhoneを安く快適にインターネットに繋ぐ方法4つ
今年もあと半月ほど。年末年始の長期連休に、海外旅行の計画を立てている人も多いのではないでしょうか。冬の旅行先といえば、暖かい気候で旅費も抑えられるアジアが人気ですが、海外旅行の計画において旅費の予算や宿泊先などと同じぐらい大事なのが、旅行中のインターネット環境です。
今回は海外旅行で安く快適にインターネットに繋ぐ方法4つをご紹介したいと思います。
海外旅行でiPhoneをインターネットに繋ぐ方法
最近はTwitterやFacebook、Instagramなど、SNSが身近な存在となりました。旅行中の写真や楽しい思い出を即座に投稿するには、安定した速度のインターネット回線と接続状況が重要となります。海外でネット利用をするためには以下のような手段があります。
- 公共Wi-Fiスポット
- 国際データローミングサービス
- 現地SIMカードを利用する
- 海外Wi-Fiルーターをレンタルする
以上4つの方法が挙げられますが、一番コストがかからないのが「ホテルや空港、カフェなどの公共Wi-Fiスポットを利用する」ことです。ただし、それぞれメリットとデメリットがありますので、早速比較してみましょう。
1. 公共Wi-Fiスポット
- 利用料金、利用場所
- メリット
- デメリット
- 注意点
基本無料です。ホテルや空港、カフェ、飲食店、主要観光スポットやランドマークなどで使えます。
なんといっても無料であるという点になります。
スポット周辺でしか利用できないことやスポットを探す手間があることが挙げられます。また、場所によってはログインを求めらたり利用の度に、登録が必要な場合があります。
海外はサイバー犯罪も多く、無料で誰でもアクセスできる公共Wi-Fiを利用するにあたってはセキュリティー上に不安があることは否定できません。以前記事でもご紹介していますが、無料Wi-Fiの利用で個人情報が漏洩する危険性もあります。
2. 国際データローミングサービス
大手国内携帯キャリア各社が提供する、海外でも使えるローミングサービスを利用します。コストは気にならない、簡単な設定で海外でも国内と同じように使いたい方におすすめです。
- 利用料金、利用場所
- メリット
- デメリット
- 注意点
料金は高いですが、大体どこでも利用可能です。
携帯キャリアがサービスを提供しているため、煩雑な手続きが不要で、通話もインターネットも利用することが出来ます。
ほかの方法と比較するとコストが高いことです。
料金は使用量で変わり、25MBまでであれば1日2,000円程度、それ以上であれば1日3,000円程度となります。利用方法を見誤るなどした場合、高額請求がくる可能性もあるので、サービス規約などをよく読んで利用する必要があります。またSoftBankはアメリカのみ無料になるサービスがあります。
SoftBank(ローミングサービス)
au(ローミングサービス)
docomo(ローミングサービス)

iPhone Mania – 目安としてご参照ください
3. SIMフリー機種+現地SIMカード
- 利用料金、利用場所
- メリット
- デメリット
- 注意点
料金はプランによっては安く、大体どこでも利用可能です。
海外でのネット利用においてはコストがかからない選択肢の一つです。また、国際ローミングが提供されていないエリアでも、現地で利用できるSIMカードが入手できれば利用でき、プランによっては通話も可能です。また、空港でSIMカードを販売している事も多く、また最近ではプリペイドSIMカードの自動販売機なども出てきています。
この方法を利用するには、まずSIMフリーの携帯電話を用意する必要があり、最初からSIMフリーの端末を入手するか、あるいは今持っている端末のSIMロックを解除する必要があります。(キャリアで購入したiPhoneは解除出来ないケースが多々あります)
SIMロック解除の認知度は8割弱ほどあるものの、内容まで認識できている人は4割程度という調査結果もあり、手続きなどを調べる手間を考えるとハードルは高いです。また通信方式や周波数は国やエリアによって異なるため、SIMフリーであっても利用できない場合があること、これらを調べる手間もあります。
4. 海外Wi-Fiルーターをレンタルする
- 利用料金、利用場所
- メリット
- デメリット
- 注意点
低料金で定額プランになっているので安くなり、大体どこでも利用可能です。
手軽にレンタルすることが出来、複数の機器を接続できるため携帯電話とタブレット、PCなどで同時に使えます。また複数人で旅行に行くなら、設定可能な台数に収まるのであれば、友人や家族も利用することができます。パスワード認証など、セキュリティー対策がとられていることもポイントとなります。
Wi-Fiルーターの充電残量です。いくら便利でも電池が切れては使えません。また、出国日から帰国日(レンタル申し込み期間)まで、まったく使用しなくてもその期間の料金の請求を受けます。
定額料金で利用はできるものの、データ通信使い放題ではないため、一定の通信量を超えると速度制限で通信速度が遅くなる事があります。
様々な手段がありますが、それぞれ一長一短となっています。このなかでは、料金の安さと利用の手軽さ、そして複数台数で同時利用できることなどから、海外Wi-Fiのレンタル利用が最もおすすめできる選択肢です。
海外Wi-Fiルーターのレンタル選び方
レンタルWi-Fiは、1日1,000円以下という安価な定額料金でネット利用できます。提供するサービス各社によって設定価格が異なることはもちろん、国やエリアによって1日あたりのレンタル料金が変わります。
レンタル手続きもそれほど難しくなく、受取方法も自宅やオフィスへの配送のほか、空港での受け取り・返却が可能なので、旅行に行く前に申し込みをし、旅行に行く当日に空港で受け取ってそのまま海外へ、ということも可能です。
大手のレンタルWi-Fiサービスは、200以上の国と地域に対応した「グローバル Wi-Fi」、欧州周遊やアジアに強い「テレコムスクエア(WI-HO)」、約200の国と地域に対応した「グローバルデータ(イモトのWIFI)」などがありますが、渡航先によってオススメのサービスが変わります。
■料金のリサーチ結果
結局一番気になるのは料金ですので、記事執筆時(2015年12月14日)で調べた所、12月3日からサービスを開始した、旅行の口コミ比較サイトを運営するフォートラベルの「フォートラベル GLOBAL WiFi」のサービスが一番安く借りる事ができそうです。
「フォートラベル GLOBAL WiFi」(外部リンク)
海外に行った時のiPhoneのおすすめ設定方法
海外Wi-Fiルーターのレンタルをレンタルする場合は空港で飛行機に乗る前にこの設定をしましょう。
ステップ1「設定」>「機内モード」をオン
ステップ2「設定」>「Wi-Fi」>オン
これでWi-Fiだけに繋がるようになります。この設定をすると間違えて電話を受けてしまったり、間違えてパケット通信をしてしまって、帰国してみたら「高額請求が来た」という事が無くなります。
- 注意点
この設定をしても、携帯キャリアからのSMSで「ローミングしませんか?」という内容のお知らせが何通か来ます。利用しない場合はスルーしましょう。
海外に行った時の電話について
海外旅行先で、電話は受電する方も発信する方もすさまじく高いです。本当に緊急の時以外は使わないようにしましょう。3キャリア共に大体一緒ですが、近所で比較的安い韓国から日本に掛けても、1分あたり120円以上します。(目安)
iPhoneユーザーでネット環境だけあれば無料で使える、「FaceTime」や、「Skype」、「LINE」、IP電話各社のサービスで「050 plus」「 SMARTalk」などを使うようにしましょう。(緊急時を除く)
これから海外旅行に行かれる方も、今後海外旅行に行きたい方も是非参考にしてみてください。それでは良いご旅行を!
(TOM)
iPhone Mania編集部
iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!
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