いま明かされる秘話―ジョブズはApple Watchの存在に気づいていた
スティーブ・ジョブズ氏の死後、彼が携わらない形で発表された初めてデバイスが、Apple Watchと言われています。しかし、彼の人となりを良く知る人物によると、Jony Ive氏が時計を開発していたことをジョブズ氏は知っていたそうです。
製品として拒否はしなかった
30年間に渡り、スティーブ・ジョブズ氏と親交を深めてきたTim Bajarin氏によれば、ジョブズ氏はアップルが開発している「時計」について口にしていたとのことです。
「スティーブは時計に気づいていた」とBajarin氏は語ります。「製品として拒否するつもりもなかった」
ジョブズ氏がどの程度Apple Watchについて関知していたのかは分かっていません。ただしBajarin氏の話は、Jony Ive氏やAlan Dye氏、そしてApple Watchの成り立ちについて特集した米メディアWiredの記事と矛盾してしまうことも事実です。同記事は、Ive氏はジョブズ氏が亡くなるまでApple Watchの開発に取り掛かることはなかったとしています。
生前に知っていたならば、彼が認めたということだ
どちらかが正しいのか、あるいはどちらも正しいのかは分かりませんが、もしジョブズ氏が関知していたのであれば、おそらく何らかの形で、彼の意匠がApple Watchに込められることになったはずです。
ニュースサイトCult of Macは、「ジョブズ氏がApple Watchの初期アイデアを知っていたかは重要ではない」としています。なぜならば、ジョブズ氏の生前からアイデアがあったならば、彼が認めたからこそ、こうして現在Apple Watchが存在しているのでしょうし、逆に死後にアイデアが登場したのであれば、彼が知る由はないからです。
落としどころとしては、ぼんやりとした考えをIve氏とジョブズ氏が何度か交わしたという程度で、具体的に開発が始まった時期はもっと後だったということなのでしょう。
なお、Apple Watchは初年度で2,100万本売れるとされており、iPhoneとiPadの発売初年度の売上台数を上回る見込みです。果たしてジョブズ氏は、これほどApple Watchが成功すると予測していたのでしょうか。
Source:Cult of Mac
(kihachi)
iPhone Mania編集部
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