2015年12月3日 22時15分

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40代~60代の半数近くは「シニア向けサービス」に魅力を感じていない

スマートフォン フリー素材


 
このところ、スマートフォンやデジタル家電などにおいて、「シニア向けサービス」というカテゴリが増加していますが、国内でモバイルマーケティングを展開するMMD研究所は、40歳以上69歳以下の男女1,035人を対象に「40代~60代の商品・サービスに関する購買動向調査」を実施し、結果を公表しています。

40代~60代の4割はシニア向けサービスに魅力を感じていない現実

40代~60代の男女1,035名を対象に、シニア向けの携帯電話及び家電・デジタル機器について聞いたところ、シニア向けの商品やサービスの利用は携帯電話で3.6%、家電・デジタル機器で2.5%となっています。
 
また、シニア向けサービスに興味があるという回答は、携帯電話で23.4%、家電・デジタル機器28.7%となった一方で、魅力を感じないという回答は、携帯電話で42.7%、家電・デジタル機器で43.8%となり、それぞれの回答を上回っています
 
シニア向けサービス
 
シニア向けサービス
 

「携帯電話は必要最低限の機能でいい」と答えるユーザーが多数

 
シニア向けサービス
 
シニア向けサービス
 
商品やサービスについての考え方について聞いたところ、家電・デジタル機器については、世代が上がるにつれて、価格が高くても納得するものを選びたいという傾向がある一方、携帯電話については、世代が上がると共に、その率は下がり、逆に必要最低限でよいという回答が、世代が上がるにつれて増える事がわかっています。この辺りは携帯各社の思惑と食い違っている印象がありますね。

情報接触の頻度はスマホ、タブレットともに、年代と共に下がる傾向あり

 
シニア向けサービス
 
最後に、ニュースや情報を取得するメディアについて聞いたところ、インターネットについて「毎日使う」項目としては、スマートフォン、タブレットそれぞれで年代が上がるにつれて利用頻度が下がる傾向が見られました。
 
各社が「シニア向けサービス」を競っているものの、ターゲットとされる世代はそのサービスに興味を持っていないという結果が明らかとなりました。

 
 
Source:MMD研究所
(クロス)

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iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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