アップル、Touch ID用のサファイヤで500億円超の取引
アップルは、GTテクノロジー社とサファイヤの製造取引を新たに締結し、取引は複数年で約5億7800万ドル(約569億3300万円 1ドル=98.5円 11月5日時点のレートで換算)の契約内容となっていることがわかりました。
サファイヤ生産で40年の実績ある企業
GTテクノロジー社は、サファイヤの製造で40年の実績のある企業であり、高度な鉱石の研磨プロセス技術を有していると考えられます。
そして、中でも同社のアリゾナ工場は高度に自動化された設備を有しており、低リスクで高品質のサファイヤの生産に適していると言われています。
アリゾナ工場で生産か
契約したサファイヤの製造は、主に同社のアリゾナ工場で行われるようであり、アリゾナ州知事のJan Brewerは、この契約により700人の製造職と1300人の工事作業員の雇用を生み出す効果があると発表しています。
この取引で、アップルは新たなサファイヤの取引供給源を確保できるようです。サファイヤは、現在カメラのレンズで使われたりiPhone 5sのTouch IDセンサーの部品として利用されたりしています。
さらに他の用途としていはLED生産で使用されたりすることもあるそうで、電子機器等の製造過程でとても貴重な原料であります。
アップルは、iPhone 5sの在庫不足、iPad miniのRetinaディスプレイ供給不足などの問題を抱えており、できるだけ多くの供給先を確保するための施策の一つと考えれます。
参照元:AppleInsider
執 筆:MIYA
iPhone Mania編集部
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