デフォルトでONになっているWi-Fiアシスト、存在知らず24万円請求食らった家族
iOS9より搭載されている「Wi-Fiアシスト」機能がデフォルトでオンになっていることにより、パケットを想定外に消費してしまうトラブルが発生、集団訴訟にまで発展していますが、新たにキャリアから2,000ドル(約24万円)の請求を受ける事件がアメリカで起こりました。
家族に降りかかった24万円の請求
「Wi-Fiアシスト」は、Wi-Fi接続が不安定な際、モバイルデータ通信で回線を安定させる機能です。回線をスムーズにする効果がある反面、Wi-Fiを使い続けていると思い込んだまま、気付かずにパケットを消費してしまう危険性もはらんでいます。
アップルは、平均的なユーザーでデータ通信量が「数パーセント多くなる」程度と述べていますが、キャリア(AT&T)から2,000ドル(24万円)の請求を受けた家族については、その限りではなかったようです。
妙にWi-Fiが安定していると思いきや…
この家族によれば、これまでは毎月平均300ドル(約36,000円)前後に収まっていたそうです。しかし、iOS9にアップグレードしたため、「Wi-Fiアシスト」がデフォルトでONになり、家の中の不安定なWi-Fiを、幸か不幸かデータ通信でしっかりカバーする羽目になってしまいました。
幸いにもAT&Tは今回に限り、今回の請求を破棄してくれたとのことです。とはいえ、別の報道では17,148ドル(約205万円)の通知が来たユーザーもいるようで、この全てにキャリアが対応してくれるのかどうかは分かっていません。
なお、「Wi-Fiアシスト」は、「設定」>「モバイルデータ通信」でオン・オフの設定が可能です。
Source:iPhone中文網
iPhone Mania編集部
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