2015年11月25日06:38公開

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iPad ProのSmart Keyboardは修理不可能!iFixitが証明

SmartKeyboard_1


 
Apple製品の分解レポートで知られるiFixitが、iPad Pro、Apple Pencilに引き続き、Smart Keyboardの分解を行い、「修理は不可能」との判定を下しました。

何層にも及ぶ構造

SmartKyeboard_3
 
iFixitが最初に気づいたのが、Smart Keyboardを覆っているナイロンによく似た「ハイテクファブリック」です。防水のため完全に密閉されており、開いた箇所は見つからなかったため、ナイフで切りひらくことになりました。この時点で「この分解はもとに戻せないことが明らかになった」と述べています。
 
SmartKyeboard_2
 
ファブリックをはがすと、その下から個々のキーとスイッチが姿を現しました。このキーの層をはがすとキーキャップはバラバラに。ここで回路基板が見えましたが、LEDやバッテリー、冷却ファンは見当たりません。
 
iFixitは、キーを囲むプラスチックフレームに細いチューブのようなものが走っており、この末端がキーボードの上部に開いているのを発見し、ここからキーを押したときの空気圧を抜いているのでは、と推測しています。
 
SmartKyeboard_4

さらにもう1枚糊付けされた層をはがすと、スイッチとチップ、そしてST Microelectronics製のRISC ARM Cortex-M3マイクロコントローラ(赤枠で囲まれた部分)が出てきました。
 
SmartKyeboard_5
 
最後の層をめくると、3枚の細いファブリックが現れ、これらが電気を通す性質を持っていることが判明しました。この不思議な布がキーボードとSmart Connectorをつなぎ、電力とデータのやり取りを可能にしているのです。

部品交換は不可能。壊れたら買い替えしかない

水やほこりが入らないよう密閉されており、丈夫なつくりとなっていますが、その結果Smart Keyboardは、壊さない限り開くことすら不可能になっています。したがって内部の部品を交換することはできません
 
 
Source:iFixit
(lunatic)

カテゴリ : iPad Pro, 最新情報   タグ : , ,
著者情報

iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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