2015年11月21日 22時43分

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大手キャリアユーザーの2割は自身のデータ通信量を把握せず

スマートフォン フリー素材


 
国内でモバイルマーケティングを展開するMMD研究所は、「スマートフォンに関する意識調査」を実施し、結果を発表しています。

格安SIMユーザーは少ない容量に集まる傾向

 
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スマートフォンを所有する20~59歳の男女(キャリアユーザー451名、格安SIMユーザー449名)を対象に、メインで利用しているスマートフォンの毎月の平均データ通信使用量を尋ねたところ、上図のような結果となりました。
 
大手キャリアを使用しているユーザーの約2割は自身のデータ通信量を把握していないほか、格安SIMのユーザーは少ないデータ通信量に集まる傾向を示しています。

端末の価格、わからないという声も多数存在

 
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次に、メインで利用しているスマートフォンの端末価格について尋ね、調べずに回答してもらったところ、14.4%が「分からない」と回答し、13.5%が「1万円未満」と回答しました。
 
公開されたデータからは、月々割などの設定があるため、ユーザーとしては正確な端末価格が把握しづらい現状があるように感じます。

大手キャリアユーザーは格安SIMユーザーに比べて契約内容が理解できていない

 
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次に、直近で機種変更やプラン変更、新規の契約をした際の契約内容の理解度について尋ねたところ、「あまり理解できていなかった」「全く理解できていなかった」を合わせ、キャリアユーザーの29.7%、格安SIMユーザーの14.3%が理解できていなかったと回答した。
 
大手キャリアのプラン内容は格安SIMのシンプルなプラン内容に比べて非常に複雑で、多くのユーザーはこうした契約内容をしっかりと理解せずに契約している様子が見えてきます。

スマホ契約時の情報収集方法にも差

 
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直近で機種変更やプラン変更、新規の契約をした際、最も有益だった情報は何かを尋ねたところ、キャリアユーザーでは「店員の説明」(34.7%)、「メディア」(21.8%)、「利用会社のサイト」(16.4%)となり、格安SIMユーザーでは「メディア」(31.9%)、「利用会社のサイト」(23.4%)、「家族からの情報」(15.3%)となりました。
 
格安SIMユーザーは大手キャリアと比較して主体的に情報を調べて、契約に至っている様子が分かります。

5割以上がスマホ契約前後でギャップを感じている

 
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次に、スマートフォンを契約した時と利用開始後で、認識や理解の違いがあったものがあるか複数回答で尋ねたところ、キャリアユーザー、格安SIMユーザーともに半数以上が何らかのギャップがあったと回答しました。
 
内訳を見てみると、キャリアユーザーは「月々の利用料金が思ったより高かった」(39.9%)、「不要なオプションが付いていた」(23.9%)、「契約したデータ通信プランが多すぎた」(9.5%)となり、格安SIMユーザーは「契約したデータ通信プランが多すぎた」(18.5%)、「月々の利用料金が思ったより高かった」「不要なオプションがついていた」(18.3%)となった。
 
iPhone Maniaでもご紹介したことがありますが、契約の際に付帯が義務付けられるケースもある有料オプションはユーザーにとって面倒な存在であるケースが多く、1ユーザーとしては業界に長く残るこの慣習を早く撤廃してもらいたいと思います。
 
 
Source:MMD研究所
(クロス)

著者情報

iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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