2015年11月19日 13時31分

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観測史上最大のエルニーニョ現象でシリコンバレーが水没する?

ベイエリア エルニーニョ現象


 
大規模な干ばつや洪水を引き起こす異常気象のエルニーニョ現象が、シリコンバレーに壊滅的な打撃を及ぼす可能性があることが指摘され、論議を巻き起こしています。

洪水地域にテク企業がズラリ

米メディアSan Francisco Business Timesによると、洪水が発生した結果、赤く塗られている地域が水没の災害に見舞われる可能性が高いとのことです。同地域内はベイエリアとなっており、FacebookやYahoo、Googleのほか、Dell、Intel、Oracle、Ciscoといったテクノロジー企業がズラリと並びます。
 
なぜこのように取り沙汰されているのかと言えば、今月末から来月にかけてアメリカを本格的に襲うエルニーニョ現象は、史上最大規模になると予測されているためです。シエラネバダ山脈があるカリフォルニアやネヴァダ州ではすでに記録的な大雪が発生しており、1893年に観測が開始されて以来、もっとも大規模な降水がカリフォルニア一帯に起きるのではないかとされています。

自然災害リスクにも目を光らせるアップル

ベイエリアにこれだけテクノロジー企業が立ち並ぶとなれば、洪水が起きれば大きな被害が起きることは想像に難くありません。「今後やってくる大嵐で発生する洪水が地域一帯を荒廃させ、地域経済に拭いがたい衝撃を与える可能性がある」とシリコンバレーの環境企業の役員、Mike Mielke氏は警鐘を鳴らします。
 
アップルのデータセンターもやはり、赤く塗られている地域のなかに位置しています。しかし、iCloudなどのデータは他州や海外のサーバーに保管されているほか、アップルが新たに建設しているApple Campus2はベイエリアから14キロも離れた地域に建造されており、仮に洪水が発生しても壊滅的被害を被ることはありません。
 
これをもって、ニュースサイト Insiderは、「アップルは持続可能エネルギー使用に関心を払うだけでなく、自然災害による外部リスクにも注意を怠っていない」と賞賛しています。
 
 
Source:Apple Insider
(kihachi)

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iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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