2015年11月12日 17時31分

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ティム・クック氏「未来の子供たちは通貨が何なのか知らないだろう」

決済 apple pay


 
アップルCEOのティム・クック氏がイギリスの名門大学Trinity College Dublinで公演し、「次の世代に生まれる子供たちは通貨を知らないだろう」と述べたことが話題になっています。

君の子供は通貨が何なのか知らないことになるだろう

日本ではまだまだ現金至上主義ですが、 Payに対応しているイギリスでも、消費者の半分以上がなおも現金を積極的に使っています。それでもクレジットカードはもとより、さまざまな決済プラットフォームの台頭によって、通貨を使用する機会が少なくなりつつあることは事実です。
 
そういった状況を踏まえたうえで、ティム・クック氏は学生からの質問に答える形で、「君の子供たちは通貨が何なのか知らないことになるだろう」と述べ、次の世代では、コインや紙幣といった現金を実際に持ち歩かなくても済むようになると大胆予測しました。

現金を持ち歩かなくていい日が来る


もちろんティム・クック氏のみならず、Lloyds銀行が今秋に行った調査では、調査対象者の39%が10年以内に現金を持ち歩く必要がない時代が来ると考えているほか、決済システムに明るいBarclaycardも、非接触型決済がこの1年間で2倍以上に増加したと述べています。
 
また、従来であれば現金で支払いが行われたような小額決済でも、Apple Payやカード決済の簡素化などによって、ユーザーは現金以外の決済方法を選ぶ傾向が出てきたと、英メディアThe Telegraph紙は述べています。

プラットフォームの供給者として

こういった流れを考えれば、クック氏の言うように、キャッシュを目にすることがない時代がすぐそこまで来ていると考えるのも、決して荒唐無稽な夢物語とは言えないでしょう。
 
つい先日も、個人間での金銭のやり取りを可能とするサービス導入をアップルが計画していることが判明しましたが、同社としても今後現金を介さない決済システムの流通を、プラットフォームの供給者として一層加速させていきたいものと思われます。
 
 
Source:The Telegraph
(kihachi)

著者情報

iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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