アップル、iPhone6sの需要減でサプライヤーへの部品発注量を10%引き下げ
スイスの銀行であるクレディスイスが火曜日に発表したレポートによると、アップルはiPhoneの部品発注量を最大で10%減らしていることが分かりました。
需要減から発注量を10%削減
クレディスイスによれば、アップルはiPhone6sの需要減から、サプライチェーンへの部品発注量を最大で10%減らしているとのことです。同銀行はレポートのなかで、12月締めの2016年度第1四半期の生産台数は8,000万台を下回り、第2四半期は5,500-6,000万台ほどに留まるだろうとし、2016年度におけるiPhone売上台数の見通しを、2億4,200万台から2億2,200万台へと下方修正しました。
とはいえ同レポートは、決してアップルの株価を売り推奨しているわけではなく、むしろ下がったところを買うようにと、投資家に向けて指示しています。
アップル株は買いのチャンス?
我々は次の数四半期の間、アップルの株価が100-130ドル(約12,000-14,600円)のレンジを形成すると見ているが、弱い数値が出た場合は魅力的な買いポイントになると引き続き考えている。具体的には、数四半期ごしのアップグレード需要に伴う急激な累積出荷台数の伸び、そしてiPhoneの月賦プランがユーザーの買い替え需要を構造的に喚起することを想定している。
iPhone6s/6s Plusはメモリが2GBに増量され、カメラの画素数も800万画素から1,200万画素へと増加、「Live Photos」や「3D Touch」などの新機能と、内容の進化は著しいものがありますが、やはりiPhone6/6 Plusと見た目の変わらない筐体では、一般ユーザーの食指を動かすには至らないということなのかも知れません。
なお同レポートの発表を受け、アップルの株価は10日、米株式市場で3%超の下落を起こしています。
Source:CNBC
(kihachi)
iPhone Mania編集部
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