新型Apple TVのSiriはどうして8カ国でしか利用できないのか?
アップルがリリースした新型Apple TVの特筆すべき機能は、Siriによる音声検索機能ですが、現在はアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ドイツ、フランス、スペイン、日本の8カ国にしか対応していません。
なぜ8カ国にしか対応していないのか?
8カ国以外では、Siri Remoteは単にApple TV Remote(旧機種のApple TV Remoteとは違います)と呼ばれ、マイクボタンを押しても検索アプリが立ち上がるだけで音声検索は出来ません。
現在、iPhoneなどではSiriは30カ国に対応しているにも関わらず、なぜ新型Apple TVでは8カ国にしか対応していないのか、その理由は明らかにされていませんでした。
Apple TV向けにSiriの最適化を図る
スイスのアップル関連の情報サイトであるMacPrimeとアップルとのチャットから、Apple TVで利用されているSiriは、音声認識が改善されるよう、アップルが特別に最適化を図っていることが判明しました。
Siriに個別指導を実施
新型Apple TVのSiriを使った音声検索機能は、映画やテレビ番組の検索に特化した機能のため、アップルはそれぞれの国に合わせて、映画やテレビ番組のタイトルや発音をSiriに教え込んだようです。
国による異なる映画名や俳優名
俳優の名前や映画のタイトル、監督の名前などそれぞれの国で発音が大きく異なります。アップルはSiriが利用するベータベースにそれぞれの国で用いられる発音を登録し、素早く、正確にSiriが音声検索できるようにしたようです。
MacPrimeは言語や方言で発音が大きく異なる、俳優のMatthew McConaugheyの名前を実例に挙げて紹介していました。
ユーザー体験を重視、素早く正確に
アップルはiPhone上のSiriには今回のような特別なチューンナップはしていませんが、新型Apple TV向けのSiriの場合、キーボードも装備しておらず、検索には音声認識が非常に重要な役割を果たすことから、このような対応を行ったと思われます。
現在は8カ国にしか対応していませんが、今後新型Apple TVでSiriによる音声検索に対応する国やエリアは増えていくと思われます。
Source : 9to5Mac
(リンゴバックス)
iPhone Mania編集部
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