2015年11月5日10:53公開

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2万5,000台の携帯が巨大なスーパーカーに大化け!

林世宝


 
廃棄された2万5,000台もの携帯を集め、スーパーカーへと変貌させてしまった芸術家が注目を浴びています。

2トン分の携帯を1台1台貼り付ける

林世宝
 
「当世風の芸術だろう。これは高価なゴミを回収して造り上げたものなんだ」と述べるのは、林世宝氏です。彼は、廃棄された2万5,000台もの携帯を、接着剤と釘を用いて、次々と木材のうえに固定していきます。2トンものゴミをアートに変えてしまうことで、皆に環境保全の意識を持ってもらうのが狙いです。
 
林世宝
 
5月頃には、一般からの寄付で、1万5,000台もの携帯を世界中から集めて制作を開始したことが一部メディアで報道されていましたが、その後、使用した携帯はさらに増え、貼り付けるだけでも4ヶ月を要することとなりました。ともすると、グロテスクにも思える色やフォルムですが、彼によれば、「異なる色彩は、それぞれ風や水、太陽といった自然の元素を表している」のだとか。

日展や日仏現代美術展で入賞の経験も

林世宝

ザ・ピンク“いいね”カー


 
世界的なアーティストとして知られる林世宝氏は、これまでにも軍手1万枚を使用した「ザ・ピンク“いいね”カー」や、30万本のペンで作った「智恵の門」(愛知万博に出品)など、日常に溢れる素材を大量に用いて、巨大なオブジェを手がける作風を得意としてきました。かつては名古屋芸術大学に在学していたこともあり、日展の日本画部門や日仏現代美術展での入選経験を持つなど、日本に造詣が深いことでも知られています。
 
「F1“いいね”カー(F1赞车)」と名付けられた本作品は、彼の母校でお披露目がなされたそうです。
 
 
Source:Channel8,Weekly Biz[1][2],朝日新聞
(kihachi)

著者情報

iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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