マンハッタン5番街の新MSストアがなんとなくApple Storeに似ている件
現地時間10月26日、ニューヨーク・マンハッタンの高級ブランド店が立ち並ぶ5番街に、Microsoftが新しい旗艦店となる店舗をオープンしました。
まさかの物真似?
ところがこの新店舗が、ここから数ブロック離れた場所に位置するライバル店と「あまりにもよく似ている」と話題になっています。米メディアSlateが、ちょっぴり皮肉交じりに、MSストアがApple Storeと違う点を挙げていますので、ご紹介します(Slateによると、これはMSの広報担当者が相違点として挙げたそうです)。
1.MSストアにある商品はApple Storeの商品とはまるで違う
当然といえば当然ですよね。でもこの、小さなテーブルをいくつも並べて、その上に商品をディスプレイする方法、見覚えがありませんか?
2.MSストアの色はApple Storeの色と違う
Apple Storeといえばそのミニマルなインテリアデザインで知られ、銀と白の背景に木のディスプレイテーブルが整然と並べられています。
一方の新しいMSストアはというと、木のテーブルの色は若干濃く、内装には白だけでなく青が多用されています。また外壁はApple Storeは総ガラスですが、MSストアは「ほぼガラス」です。
3.MSストアのヘルプデスクは違う名称で呼ばれている
Apple Storeの「Genius Bar」に相当するのが、MSストアの「Answer Desk」です。Slateの記者は「Answer Bar」という名称で、Appleの物真似だと批判していましたが、さすがにそれはなかったようです。
閑散とするMSストア
しかしApple Storeのデザインを真似たとしても、客を呼び込めるとは限りません。
10月6日付の米メディアAppleInsiderの記事が、116店(記事掲載時)あるMSストアが、どこも閑散としているという実態を報じています。リンク先には客がほとんど見当たらないMSストアの写真が掲載されていますので、ご覧ください。
記者が住むロサンゼルス郊外に「Westfield Topanga」という大型ショッピングセンターがあり、ここにはApple StoreとMSストアの両方が、互いにそれほど離れていない場所に入居しています。
ところが常に多くの客でにぎわっているApple Storeに対し、MSストアはいつ店の前を通っても客がほとんどいません。
マンハッタンの旗艦店は、オープン時こそかなりの客を集めたようですが、今後も集客を見込めるかどうか、気になるところです。
Source:Slate
Photo:Microsoft
(lunatic)
iPhone Mania編集部
iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!
iPhone Mania編集部ライター: lunatic の記事一覧