スマホへの「不満」上位はバッテリー・防水・頑丈さ
突然ですが、皆さんはお使いのスマートフォンに不満はありますか?
国内でモバイルマーケティングを展開するMMD研究所が、15~59歳のスマートフォンを所有する男女2,203人を対象に「スマートフォンの満足度と不満度に関する調査」を実施し調査結果を公開しています。
スマホへの三大不満は「バッテリー」「防水機能」「頑丈さ」
15~59歳のスマートフォンを所有する男女2,203名を対象に、現在所有しているスマートフォン端末の満足度を項目別で尋ねたところ、「満足」と「やや満足」を合算し最も満足度の高い項目は、72.2%で「画質のきれいさ」、次いで70.7%で「画面のサイズ感」、70.3%で「デザイン性」と続いていることが確認できます。
一方、「不満」と「やや不満」を合算し不満度の高い項目は、29.1%で「バッテリーの持ち」、22.5%で「防水機能」、11.0%で「頑丈さ」という結果になっています。このところ、スマートフォン業界では端末の「薄さ」が追求され、バッテリーの持ちが軽視されているのではないかといった声や、iPhone6/6 Plus発売の際に端末が折れ曲がる、いわゆる「ベンドゲート問題」が叫ばれるなどしていることからも世界的にこれらの点にユーザーは不満を抱いているものと思われます。
こうした声があることから分かる通り、今後のスマートフォン端末に求める要素について複数回答形式(3つまで)で尋ねたところ「とにかく長持ちするバッテリー」が73.4%で最も多く、次いで「持ちやすいサイズ感」で39.9%、「防水・堅牢さを備えたパワフル端末」が38.1%と続いています。今のところiPhoneシリーズには防水機能が搭載されていませんが、ユーザーの声がこれほど大きいとなると、早々に対応して欲しいところですね。
スマートフォンのバッテリーが切れることはもはや恐怖
外出時にスマートフォンのバッテリーが切れることについての恐怖感を聞いたところ、「とても恐怖感を持つ」と回答した人が19.1%、「少し恐怖感を持つ」が42.5%と合わせて61.6%の人がスマートフォンのバッテリー切れに恐怖感を持っていることがわかりました。
スマートフォンはユーザーにとって欠かせない存在となっていることが分かりますね。
なお、ユーザーはスマートフォンのバッテリーが「21~30%」になったときに最も不安になる人が多く24.2%、「バッテリー残量を気にしない」と答えた人はわずか3.8%にとどまっています。
スマートフォンのバッテリーには2日間ほど持ってほしい・・・
スマートフォンを使用していると、1日に1度は充電をしないといけないユーザーが多く、バッテリー開発にはもう少し期待したいところです。
スマートフォンにどのくらいのバッテリーの持ちを期待するかを尋ねたところ、「2日程度」の持ちを期待すると回答した人が最も多く38.5%、「5日以上持ってほしい」と回答した人も11.3%という結果になっています。
スマートフォンの故障、3割が経験
スマートフォンも高性能化し、故障するケースも増えていますが、スマートフォンの故障経験について尋ねたところ、31.6%が「故障したことがある」と回答し、3人に1人の割合で故障経験があることがわかりました。
経験したことがあるスマートフォントラブルを複数回答形式で尋ねたところ、「落下」が38.3%で最も多く、次いで「動作不良」が28.0%、「水のトラブル」が19.8%と続いています。
スマートフォントラブルを経験したことがあるユーザー1,473名にどのような場所でトラブルが起きたかに関して複数回答形式で尋ねると、最も多い場所は「道路」で24.6%、次いで「リビング・ダイニング」が22.5%となりました。
Source:MMD研究所
(クロス)
iPhone Mania編集部
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