第3四半期の世界スマホ市場、AppleとHuaweiが大幅にシェア拡大~IDC調べ
2015年第3四半期における世界のスマートフォン出荷台数では、AppleとHuaweiが大幅に出荷台数を増やし、市場シェアを拡大していることが明らかになりました。
第3四半期の出荷台数は6.8%増の3億5,520万台
調査会社IDCの調べによれば、第3四半期における世界スマートフォンの出荷台数は、前年同期の3億3,260万台から6.8%増の3億5,520万台となり、四半期としては史上2番目に多い数字を記録しました。
ただしiPhoneの出荷台数が予想より若干少なかったこと、また主要メーカーによるフラッグシップとなるAndroid端末の価格がやや高めだったため、IDCが当初予測した3億6,380万台という数字を下回る結果となりました。
首位Samsungとの差を詰めるAppleとHuawei
Appleにおいては、9月に発売したiPhone6s/6s Plusが、発売した週に過去最高の1,300万台の売り上げを達成し、中国や米国を含む世界の主要市場におけるiPhoneシェア拡大に貢献しました。また新iPhone発売による従来機種の値下げにより、iPhone5s/6/6 Plusも第3四半期中にかなりの売り上げ台数を記録しています。
その結果、出荷台数は前年同期比22.2%増の4,800万台、市場シェアも11.8%から13.5%へと拡大しました。
Huaweiは、前年同期比60.9%増と劇的に出荷台数を伸ばし、市場シェアも5%から7.5%へと1.5倍に拡大しました。同社は中・高級スマホに焦点を絞ることで、同価格帯の出荷台数を前年同期比で25%伸ばしたとのことです。中国、欧州においては好調なHuaweiですが、米国でのシェアは依然として低いままです。
Huaweiに抜かれひとつずつ順位落とす
LenovoとXiaomiは、2014年第3四半期にはシェア5位だったHuaweiに抜かれ、それぞれひとつずつ順位を落とす結果となりました。
Lenovoは2014年、Motorola Mobility買収により、Motorolaブランドの携帯端末を傘下に収めました。その結果、出荷台数は前年同期比11.1%増の1,880万台、シェアも0.2%ポイントアップの5.3%となっています。
Xiaomiは東南アジア、インド、ブラジルでの市場拡大を目指していますが、中国市場が最大市場である現状には変化はありません。出荷台数は前年同期比5.6%増の1,830万台、シェアは5.2%で変動なしでした。
Source:IDC
(lunatic)
iPhone Mania編集部
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