自動車運転中のSiriの操作はGoogle Nowより注意散漫に – 調査結果
自動車の運転中に、アップルのSiriをはじめとする音声コントロールシステムを利用すると、ドライバーは数秒の間、注意散漫の状態になり安全ではないとする調査結果をアメリカ自動車協会(AAA)が発表しました。
SiriよりもGoogle Nowの方が上
Siriのスコアは5点中、3.4点とGoogle Nowの3.0点よりも注意散漫になりやすいと評価されていますが、3.8点のマイクロソフトのCortanaよりも良い結果となっています。
今回AAAが発表したレポートでは、IT各社が提供する音声コントロールシステムだけでなく、自動車メーカーが各車に搭載する車載システムも比較評価しています。
自動車メーカーのシステムが上位
最も良い評価を得たのはシボレーのEquinoxで2.4点、トヨタの4Runner(国内名ハイラックスサーフ)が2.9点、逆に最も悪い評価はマツダのMazda 6(国内名マツダアテンザ)で4.6点となっています。
最長で27秒も気が散ってしまう
レポートではドライバーがハンズフリーや音声コントロールでシステムを利用すると注意散漫になり、通常の運転体勢に戻るまでに最長で27秒かかると報告しています。
AAAでは注意散漫の度合いを以下の5段階に分類しています。
・カテゴリー1:ラジオやオーディオブックを聞いたりしている状態
・カテゴリー2:電話で通話している状態
・カテゴリー3:エラーフリーで音声起動が可能な状態
・カテゴリー4:ソーシャルメディアに投稿する状態
・カテゴリー5:注意喚起のため実施される、科学的なテストの状態。かなり挑戦的な状態
カテゴリーが上がればドライバーの注意散漫の度合いがひどくなり、危険な状態になると思われます。
なお、今回の調査ではアップルのCarPlayやグーグルのAndroid Autoなど、最新の車載システムは評価されていませんでした。
Source : MacRumors
(リンゴバックス)
iPhone Mania編集部
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