携帯電話の父、iPhone6sを「つまらない」とバッサリ
携帯電話の祖とされるMartin Cooper氏が、iPhone6sを「つまらない」と批判していることが分かりました。
iPhone6sはつまらないよ
1973年に世界で初めて携帯電話を開発しデモストレーションに成功したとされる、「携帯の父」ことMartin Cooper氏が、米メディアGeekWireのインタビューで、iPhoneを批判していることがにわかに注目を集めています。
もちろん同氏は、iPhoneが改良できないと考えているわけではありません。むしろ彼が問題としているのは、iPhoneが改良していけるがゆえに必需性を骨抜きにしてしまっているのではないかということです。同氏はiPhone6sについて尋ねられると、「つまらない」とバッサリ。続けて、
「それぞれの世代に訴えかけようと彼らは躍起になっている。ほんの少し大きくしたり、画素数を上げたり、周波数を上げたり。でも人々は大して気にしてない。私が思うに未来というのはソフトウェアにある。電話を必需品にするべき道を模索すべきなんだ」
と述べました。
利便性と必需性
どちらかというとスマートフォン業界一般に当てはまる内容となっていますが、Cooper氏によれば、今日我々が携帯で享受しているサービスは、必需性よりも利便性に軸足を置いたものが多いのだとか。
Cooper氏は、
「スマートフォンがないと大変だが、どうしても必要なサービスというのはそれほど多く搭載されていない。これらは便利なもの(利便性)で、なくても生活はできる。必需性とは、それがないと生きていけないようなものだ。心臓発作が起きると警告してくれる端末は、必需品だ。スマートフォンもこの段階に進まなければならない」
と述べています。
また同氏はスマートフォン以外にも、バーチャルリアリティー(VR)技術の革新は目を見張るものだとしており、将来的なコンピュータ・シーンにおいて大きな位置を占めるであろうこと、携帯電話の進化速度より速いものとなるだろうといったことを予測しています。
Source:BusinessInsider,GeekWire
(kihachi)
iPhone Mania編集部
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