2015年10月1日 08時32分

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iPhone6s、分解によって防水の仕組みが判明

apple 防水 iphone6s iphone7


 
非公式ながら防水性能を有していることが明らかとなっているですが、どういう仕組みで防水技術が適用されているのかをiFixitが公開しています。

新たな防水対策を複数採り入れていた

iFixitによれば、iPhone6sは従来にはない、水の侵入を防ぐための「不思議な接着」が、ディスプレイ周りに施されていたそうです。

浴槽のコーキング(水漏れ防止処置)のように、アップルは単にディスプレイの周りを接着したのではない。代わりに、ガスケット(気密性・液密性を持たせるための固定用シール材)を用いるため、iPhone6より0.3mmだけフレーム周囲の幅を広げている。

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iPhone6


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iPhone6s


 
また、iPhone6sのロジックボードにあるケーブルコネクターにも、水が入らないようシリコンでシーリングがしてあることが確認できます。同技術は3月にアップルが特許を取得したことが分かっており、公開された際には、iPhoneが防水になることに対する期待がにわかに高まっていました。
 
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金色の部分で小さな黒いパッキン状のものが確認できる


iPhone7への弾みか


なお、スピーカーのメッシュもわずかながらきめが細かくなっています。下図の上がiPhone6s、下がiPhone6です。
 
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防水機能とは言っても、公的な認定基準をクリアしたわけでもなく、公式にもサポートされていない機能であるため、仮に水没して故障しても補償はありません。
 
しかし、新たな技術がこうしてiPhone6sに取り入れられていることからも、iPhone6sの防水機能が決して副次的産物ではなく、明らかな目的として採用された機能だということが分かります。iPhone7は公式に防水仕様になるとの観測が出ていますが、アップルにとって、iPhone6sは7への弾みのような位置づけなのかも知れませんね。
 
 
Source:iFixit,Cult of Mac
(kihachi)
著者情報

iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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