携帯大手3キャリア、首相の”携帯代高すぎる”発言に戸惑い隠せず
先日、安倍首相が携帯電話料金の引き下げの検討について高市早苗総務相に指示したとお伝えしましたが、その後携帯大手3キャリアの株価は急落するなど、この発言は関係筋に大きな影響を与えています。
携帯大手3キャリアの社長は、首相発言に戸惑い隠せず
ニュースメディア『SankeiBiz』によりますと、首相の発言を受けた大手3キャリアの社長は、iPhoen6s発売イベントで戸惑いを見せていたようです。
以下、各社の社長の発言内容を引用形式にてお伝えします。
●NTTドコモの加藤薫社長
「(発言には)びっくりした。長く使っている人や若い人を応援する工夫をしてきたが、客が何を望んでいるか、じっくり考えたい」
●KDDIの田中孝司社長
「われわれとしてももう少し料金が安い方が良いのではと思っている」
「料金は認可制ではないので、自分たちで考えるべきものだ」
●ソフトバンクの宮内謙社長
「政府や総務省の意見があれば真摯(しんし)に受け止める」
「世界でみても日本(の携帯料金)は安い。価格戦略は競争環境の中で、自由にやるべきだ」
たしかに、鉄道の旅客運賃などとは異なり、携帯電話の料金は許認可制ではないので本来首相の発言により左右されるべきものではないと思うのですが、ユーザーとしては料金が安ければありがたいことには変わりありません。しかし、料金を値下げすることにより、現在の料金プランが前提で作り上げられたサービスが低下するのは残念なので、ユーザーとしては悩ましい問題です。
今後各キャリアがどういった対応を取っていくのかに注目が集まります。
Source:SankeiBiz
(クロス)
iPhone Mania編集部
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