iPhoneを激軽に出来るiOS9目玉機能の「App Thinning」、機能していなかった
iOS9から搭載された、使わないアプリ・データは自動的にiCloudへ送られることで容量を開けてくれる機能「App Thinning」ですが、アップルは24日、iCloudサーバーがバグを起こしているため、同機能が使用可能になるまで時間がかかることを明らかにしました。
目玉機能のApp Thinningだが
アップルが開発者向けに明らかにした情報によれば、iCloudサーバーのバックアップ・システムに問題が起こっているため、「App Thinning」が動作していないことが分かりました。
「App Thinning」は、端末に合わせて自動的にアプリを最適化する、つまりiPhoneの大きさに合わせてアプリをダウンロードするという機能を有しています。
iPhoneが違えばアプリのサイズも違う
例えば、iPhone5sは4インチで、iPhone6の4.7インチよりも1回り小さいサイズですが、iPhoneのサイズが違えば、本来ならば、求められるグラフィックのサイズも違うはずです。そのため同機能のもとでは、同じアプリをインストールしても、iPhone5sの方がiPhone6よりも、アプリの容量は少なく済むのです。
つまり、それぞれのサイズのアップル端末に、それぞれのサイズのアプリがインストールされるわけですが、その一方でユーザーは、これまで同様に、特定の端末上のアプリのバックアップをiCloud上で取って、別の端末に移すことも理論上は可能です。
アプリのサイズが違う故のバグ
しかし、アプリそれぞれが端末ごとに最適化されたサイズとなっているため、大きさの異なる端末に移そうとすると、iCloudがエラーを吐いて移動させることが出来ないというものが、今回判明してしまった致命的バグです。
現時点でユーザーは、全ての端末に合うユニバーサル・バージョンのアプリをダウンロードするしかないようです。iOS9の目玉機能の1つでもあるだけに、一刻も早い修正が待ち望まれます。
Source:Apple Insider,Apple
(kihachi)
iPhone Mania編集部
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