なぜiPhoneのライトニング・ケーブルはすぐに断線するのか
iPhoneユーザーであれば、iPhoneのライトニング・ケーブルが断線してしまう事態に直面したことがあるかと思います。一体なぜ純正ケーブルはこんなにも脆いのか――実はライトニング・ケーブルの仕組みに一因があったのです。
金属メッシュが及ばない部分は脆い
iPhoneのライトニング・ケーブルの内部は大きく分けて4種類のパーツから構成されています。電力を送る4色のケーブル、引っ張っても伸びる保護ケーブル、充電する際の安全性を確保するためのアルミ絶縁処理部分、そして内部のケーブルを保護する金属メッシュです。
この金属メッシュがライトニング・ケーブルの命運を握っています。このメッシュは、リングになって覆われているプロテクターの部分までしか伸びていません。その一方でライトニング・ケーブル内の4色ケーブルは、コネクタの端まで配線されているため、金属メッシュでは包み切ることが出来ず、包まれていない部分で断線が起きやすい仕様となっています。
また、ケーブルを覆っている被膜に負荷を与え続けることも断線の原因となります。コードから引っ張ってケーブルを抜く動作を繰り返していると、プロテクター部分の手前でこぶのようなブヨブヨが発生し、ライトニング・ケーブルに裂傷を起こしてしまいます。
コネクタ部分から直接抜く習慣を!
このようなトラブルはどうしたら避けられるのでしょうか。1つは、コードを引っ張って抜くのではなく、必ずコネクタ部分を直接持って抜く習慣をつけることです。この習慣を心がけることによって、優に数年は持つそうです。
また、被膜にコブをつくらないために、上図のようにボールペンのバネで自作の外部プロテクターを作るのも一手です。いずれにせよ、純正ケーブルは保証期間外であれば、2,200円の手痛い出費となってしまうので注意しましょう。
最近は、アップルの規格に準拠したサードパーティー製のケーブルも幅広く展開されているので、絡まりにくく、断線もしにくいフラット・タイプ(線が円形ではなく平坦になっている)のケーブルを購入してみるのも良いかも知れません。
Source:百度百家
(kihachi)