来年リリースされるiPhone7のA10チップが6コアはあり得ない
来年リリースされるであろう次期iPhoneのiPhone7が、6コアのアーキテクチャを採用したA10チップを搭載するのではないかとの噂が、中国のWeiboをソースとして報じられていますが、この予想はあり得ない話だと思われます。
14nmの場合はIntelも候補か
報じられた情報によりますと、A10チップは10nm、もしくは14nmプロセス技術を採用し、SamsungとTSMCが受注獲得を目指すとしていますが、14nmの場合にはIntelも候補となります。
A10チップで6コアはあり得ない
今回Weiboで情報提供したソースは、iPhone6sやiPhone6s Plusに搭載されたA9チップについては正確な予想をしていましたが、A10チップが6コアに変更されることはいくつかの理由からあり得ないと考えられます。
新たなiPhone6s/6s Plusに搭載された、アップル独自のA9チップは、デュアルコアで、Qualcommが開発するSnapdragonシリーズをはじめとする、サードパーティー製のチップと同等か、これらを上回る64ビットテクノロジーを採用しています。
4コアの可能性が理論的
今後、サードパーティー製のモバイルチップが4コア(クアッドコア)、6コア(ヘキサコア)、8コア(オクタコア)のアーキテクチャを採用したとしても、アップルはデュアルコアにこだわり続けることになり、可能性があったとしても4コアが理論的な予想となります。
RAM増加で電力消費増大
コア数を上げた場合の一番の課題はバッテリーの消耗です。アップルはこれまで何年にもわたり、Aシリーズチップの効率的な電力消費や省電力化に取り組んできました。iPad Air2で初めて搭載するRAMを2GBに増設したのも、バッテリーの消耗が課題だったからです。
一番の課題はバッテリー
確かにアップルはiOS9へのアップデートでマルチタスキング機能を搭載し、いくつかのタスクを同時に処理することが可能となっており、コア数アップは今後の課題にはなります。しかし、バッテリーの消耗や省電力化についての課題をクリア出来なければ、いきなり6コアへの変更はあり得ないと考えられます。
Source : Apple Insider
(リンゴバックス)